Photograph Smile / Julian Lennon (’98)

今日はジュリアン・レノンの49歳の誕生日(1963年4月8日)です。

ジョン・レノンの家系と言うとオノ・ヨーコや息子のショーンが有名ですが、ジュリアンはジョンの最初の奥さんシンシアとの間に生まれた子供です。
ジュリアンと言えば、ジョンとシンシアの仲が悪かった事、可哀相なジュリアンを励ますために作られたのがビートルズの”ヘイ・ジュード”と言われいます。

ジュリアンが5歳の頃に両親が離婚、シンシアの方に引き取られた後は活動が不明でしたが、ジョンが亡くなった4年後に「ヴァロッティ」というアルバムでデビューを飾ります。

ValotteValotte
Julian Lennon

曲名リスト
1. Valotte
2. O.K. For You
3. On The Phone
4. Space
5. Well I Don't Know
6. Too Late For Goodbyes
7. Lonely
8. Say You're Wrong
9. Jesse
10. Let Me Be

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ジュリアンが自らCMに出演したHONDAのシティのCMを見た時は”ん?若い事のジョン・レノンの映像?!”と見間違ったのを今でも覚えています。



ボブ・ディランやビリー・ジョエル等を手掛けた巨匠フィル・ラモーンと組んだ本作はグラミー賞の新人賞にノミネートされる程評価されました。






"Valotte"や"Too Late For Goodbyes"等ジュリアンの醸し出す雰囲気や声そしてサウンドはジョンの再来かと思いましたが、やはり父の存在は大きく、徐々にセールスが下降気味になっていきます。

それから14年後にリリースされた「フォトグラフ・スマイル」は久々にジュリアンの良さが出たアルバムかと思います。

フォトグラフ・スマイルフォトグラフ・スマイル
ジュリアン・レノン

曲名リスト
1. Day After Day
2. Cold
3. I Should Have Known
4. How Many Times
5. I Don’t Wanna Know
6. Crucified
7. Walls
8. Believe
9. Good To Be Lonely
10. Kiss Beyond The Catcher
11. And She Cries
12. Photograph Smile
13. Faithful
14. Way To Your Heart
15. Don`t Let Me Down
16. I Need You

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通算5作目となる本作はロイ・エアーズ等と仕事をしているボブ・ローズがプロデューサーを担当、フェアグラウンド・アトラクションのサイモンや盟友のジャスティン・クレイトン等が参加しています。

このアルバムがリリースされた頃がジュリアン35歳。
静かなピアノの調べとハーモニーから徐々に音に厚みが増す"Day After Day"やビートルズ的なサウンド・アプローチの"Cold"等、年齢を重ねた事でよりジョンの声に似てきて連想せざる得ないですが、今までと違うのはジョンの呪縛が解けたというか素直に”ジョンの息子”という事実を受け止めた印象を受けます。



前述の曲以外にもシングルでPVがいかにもの"I Don't Wanna Know"や陰影のある"I Should Have Know"等、名曲が数多く散りばめられています。



本人が語った「これこそ真のジュルアン・レノンのファーストアルバムだと感じる」という言葉は本当だと思います。

興味がある方は聴いてみて下さい(*'-')



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