ALPHA / ASIA (’83)

今日はエマーソン・レイク&パーマーやエイジア等で活動しているカール・パーマーの61歳の誕生日(1951年3月20日)です。

EL&Pも良いですが、良く聴いていた方は'82年に結成されたエイジアの方でした。

ヴォーカル:ジョン・ウェットン(キング・クリムゾン、ロキシー・ミュージック、U.K.)
ギター:スティーヴ・ハウ(イエス)
ドラム:カール・パーマー(エマーソン・レイク・アンド・パーマー)
キーボード:ジェフ・ダウンズ(バグルス、イエス)

メンバーそれぞれが結成する時点でスーパーバンドの元メンバーだった為、”スーパー・グループ”と言われていました。

'82年にリリースされたデビュー・アルバム「Asia(邦題:詠時感~時へのロマン)」は全米No.1を獲得。スーパー・グループと言われるだけの実績を証明しました。
それから1年。間髪を容れずにリリースされたのが今日紹介する「ALPHA」です。

by カエレバ

曲名リスト
1. Don't Cry
2. Smile Has Left Your Eyes
3. Never in a Million Years
4. My Own Time (I'll Do What I Want)
5. Heat Goes On
6. Eye to Eye
7. Last to Know
8. True Colors
9. Midnight Sun
10. Open Your Eyes


前作同様プロデューサーにはエイジア等を手掛けたマイク・ストーン、アート・ワークはイエス等も手掛けるロジャー・ディーンが担当。
メンバーそれぞれがソングライターとしても優秀ですが、今回はハウに代わり殆どの楽曲をジョン・ウェットン&ジェフ・ダウンズが手掛けています。
("The Smile Has Left Your Eyes"はジェン・ウェットンのみ)

荘厳なイントロからキャッチーなサウンドへ様変わりする"Don't Cry"、TOTOやREOスピード・ワゴン辺りが歌っても違和感のない印象の"The Smile Has Left Your Eyes(邦題:偽りの微笑み)"の2曲のシングルが本作を象徴しています。





グループのコンセプトと言える”尺の長いプログレッシブ・ロックのエッセンスをポップス・ロックの3分半に凝縮する”が今作ではポップ寄りになった為、前作でファンになった人からは違和感を持たれ、バンド内でも不協和音が出てしまいます。
結果的に本作発売後ジョンがソロに転向('91年に復帰)した事を考えると制作の段階で音楽性の違いが出たんだと考えられます。

とは言え、本作のクオリティは後のメロディアス・ロック等へ大きな影響を与えた作品だと思います。

ちなみに"The Heat Goes On"は新日のザ・コブラの入場曲に使われていました。
眺めのイントロが客の期待を膨らませるのに効果的だったんでしょうねー(*'-')





ザ・コブラのデビュー戦の懐かしい!

またアナログ時代にリリースされているので、A面をALPHA、B面をBETAという独自の呼び方でクレジットされていて、こういうコンセプトを分ける事が出来たのもアナログ時代ならではでしたね。

以降メンバーが毎回入れ替わりグループとして紆余曲折ありましたが'08年にリリースされた「Phoenix」で25年振りに4人が集結。
おじさんになっても当時の熱気が感じられる好盤になっていました^^

by カエレバ

曲名リスト
1. ネヴァー・アゲイン
2. ナッシングズ・フォーエヴァー
3. ヒロイン
4. スリーピング・ジャイアント|ノー・ウェイ・バック|リプリーズ
5. アリバイズ
6. アイ・ウィル・リメンバー・ユー
7. シャドウ・オヴ・ア・ダウト
8. パラレル・ワールズ|ヴォーテクス|トーヤ
9. ウイッシュ・アイド・ノーウン・オール・アロング
10. オーチャード・オブ・マインズ
11. オーヴァー・アンド・オーヴァー
12. アン・エクストラオーディナリー・ライフ
13. アイ・ウィル・リメンバー・ユー (アコースティック・リミックス)(日本盤ボーナス・トラック)
14. (エンハンスド)メンバーのインタビュー映像


興味がある方はこちらも聴いてみて下さい。





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