The Best Of Average White Band ('95)

今日はアヴェレージ・ホワイト・バンド(以下AWB)のベーシスト兼ボーカリスト、アラン・ゴリーの66歳の誕生日(1946年7月19日)です。

アヴェレージ(平均的な)・ホワイト(白人の)・バンドという名前からも判る通り、スコットランド出身のアランを中心に白人で構成されたバンドです。
'71年にバンドを結成、セッション・ミュージシャンとして活動しつつも徐々に認められ、'73年に「Show Your Hand」でデビューします。
デビュー作は決して好調という訳にも行かなかったのが影響したのかMCAからアトランティックに移籍。
プロデューサーにアレサ・フランクリンやジョージ・ベンソン等を手掛けるアリフ・マーディンを起用した2ndアルバム「AWB」を'74年にリリース。
名曲"Pick Up the Pieces"が収録された同アルバムはUSチャートで見事1位を獲得。
ここから勢いが続き、3rdの「Cut The Cake」('75)、4thの「Soul Searching」('76)と立て続けにヒットします。
ブラック・ミュージックを敬愛するバンドのクオリティもさることながら、改めて名プロデューサーと言われるアリフ・マーディンとAWBとの相性がこの成功を生んだんでしょうね。
なにより、彼らの出現によって”白人によるブラック・ミュージック”というポジションが確立し、ホワイト・ファンクといったジャンルの礎を築いた功績は大きいと思います。

'82年に一度解散するも'96年に復活し現在も活躍中の彼らの作品の中から、今回は'95年にリリースされたベスト盤をご紹介しておきます。

ベスト・オブ・アヴェレイジ・ホワイト・バンドベスト・オブ・アヴェレイジ・ホワイト・バンド
アヴェレイジ・ホワイト・バンド

曲名リスト
1. プット・イット・ホエア・ユー・ウォント・イット
2. ピック・アップ・ザ・ピーセズ
3. パーソン・トゥ・パーソン
4. ワーク・トゥ・ドゥ
5. カット・ザ・ケイク
6. イフ・アイ・エヴァー・ルーズ・ディス・ヘヴン
7. スクール・ボーイ・クラッシュ
8. クラウディ
9. グルーヴィン・ザ・ナイト・アウェイ
10. クイーン・オブ・マイ・ソウル
11. ラヴ・オブ・ユア・オウン
12. ソウル・サーチング
13. スター・イン・ザ・ゲットー
14. ホエン・ウィル・ユー・ビー・マイン
15. ストップ・ザ・レイン
16. レッツ・ゴー・ラウンド・アゲイン
17. ホワッチャ・ゴナ・ドゥ・フォー・ミー

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解散する前の”第一期AWB”の楽曲の中から日本独自で編集したベスト・アルバムです。



キャンディ・ダルファーがカヴァーした事で再評価された代表曲"Pick Up The Peaces"を筆頭に、ギターのカッティングがカッコイイ"Cut The Cake"、彼らを代表するメッセージ性のある"Soul Searching"、チャカ・カーンがカヴァーした事でも知られるデヴィッド・フォスター・プロデュースの"Whatcha' Gonna Do For Me"等、人気のあった楽曲がほぼ網羅されているので入門盤としては最適ではないでしょうか。







またAWBはカヴァー曲も多くプレイしており、ジョー・サンプルが書いたクルセイダーズの"Put It Where You Want It"、アイズレー・ブラザーズの"Work To Do"、クインシー・ジョーンズの'74年の作品"If I Ever Lose This Heaven"等もオリジナルとはまた違った趣があって良いです(*'-')





興味のある方は聴いてみて下さい(*'-')


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