書いてないから聴いてない訳では無くペースは相変わらずなんだけど、どれ書こうか悩んでる間に月日が経ってしまいました(=´∇`=)
そんな中から今日は待ちに待ったナイル・ロジャース&シックのアルバムを書いておきます!
曲リスト
01.Till The World Falls (feat. Mura Masa, Cosha & Vic Mensa)02.Boogie All Night (feat. NAO)
03.Sober (feat. Craig David & Stefflon Don)
04.Do You Wanna Party (feat. LunchMoney Lewis)
05.Dance With Me (feat. Hailee Steinfeld)
06.I Dance My Dance
07.State Of Mine (It’s About Time) [feat. Philippe Saisse]
08.Queen (feat. Elton John & Emeli Sandé)
09.I Want Your Love (feat. Lady Gaga)
10."New Jack" Sober (feat. Craig David & Stefflon Don) [Teddy Riley Version]
11.A Message from Nile Rogers
CHIC結成からアルバム制作に至るまで
’77年、盟友のベーシスト、バーナード・エドワーズ(Bernard Edwards)を中心にCHIC(シック)を結成、同名アルバム「CHIC (邦題:ダンス・ダンス・ダンス)」からは"Le Freak (邦題:おしゃれフリーク"や"Everybody Dance"等が大ヒット、当時のディスコ・ブームの波に乗り大ブレイクを果たします。バンドの成功の一方、ナイルとバーナードはプロデューサーとしてダイアナ・ロス、マドンナ、デビッド・ボウイ、デュラン・デュラン等の作品を手掛け、こちらも次々とヒットさせ名プロデューサーの地位を確立します。
プロデュース業で忙しかった二人ですが、’92年に8年振りとなる「Chic-ism」をリリースしバンドとしての健在ぶりをアピール。
’96年には日本で毎年開催された”JTスーパープロデューサーズ”の企画として「シック・フリーク」をリリース。
武道館でのライブも大成功を収めたのですが、この直後バーナードは★になってしまいました...
これ以降、ナイルはプロデューサー業を中心に活動、’00にCHIC再結成ライブを行いましたが翌年癌を発症し手術を行った事を発表。
’13年にはダフト・パンクの「ランダム・アクセス・メモリーズ」に参加しグラミー賞でも素晴らしいパフォーマンスをおこないました。
’15年にはバーナードが参加していたデビュー当時のにレコーディングした"Love Somebody Today"を発見し同曲をベースにした新曲"I'll Be There"をリリース、同年6月にはアルバム「It's About Time」を発表するという情報も出ましたが、ガンの再発など体調面の不良により延期。
あれから3年の遅れとなってしまいましたが、昨年は長年待たれた”ロックの殿堂入り”を果たし、最高の形でリリースした事はバーナードからの天の声があったのかもしれないですね。
アルバムについて
「Chic-ism」から26年となった通算9枚目のスタジオ・アルバム、アート・ワークは’77年のデビュー盤へのオマージュ的な感じになっています😄左は’77年の「CHIC」で、モデルはバレンタイン・モニール(Valentine Monnier)とアルバ・チン(Alva Chinn)
右は本作で、ダッキー・ソット( Duckie Thot)とジャゼル・ザノーティ(Jazzelle Zanaughtti)
↓はアートワーク撮影風景
最初の情報から3年の間にブルーノ・マーズ、アンダーソン・パーク、チャカ・カーン、ジャネル・モネイ等がレコーディングに参加したとか、“Prince Said It (仮)”というプリンスとの会話から生まれた曲を制作(プリンスが★になってしまったのでお蔵入りにしたらしい)等、わくわくする情報が色々出ました。
最終的絞られた10曲の中には収録されなかったゲストもいましたが、エルトン・ジョン、エミリー・サンデー、レディ・ガガ、クレイグ・デイヴィッドといった話題性のあるアーティストの他、若手アーティストも数多く参加しています。
リード・シングル“Till The World Falls”は、今年行われたグラミー賞で最優秀ダンス&エレクトロニック・アルバムにノミネートされたムラ・マサと彼のプロジェクトに参加したコーシャ、そしてラッパーのヴィック・メンサが参加。
リリック・ビデオはダッキー・ソット&ジャゼル・ザノーティとナイル3人によるアートワークの撮影風景とオシャレ感満載です😄
”Boogie All Night”は前述のムラ・マサの他ディスクロージャーのアルバムに参加してるネイオのキュートなヴォーカルが光る一曲。
そして前半の話題曲となるステフロン・ドンと’16年にリリースした「Following My Intuition」も好評だったクレイグ・デイヴィッドが参加した”Sober”は、テディ・ライリー率いるGUYの“Groove Me”を聴きながら書いたと言われる一曲。
90年代のニュージャック・スウィング(NJS)を彷彿させる異色作ですが、ボーナス・トラックにはなんとテディ・ライリーがリミックスを担当した”New Jack" Soberが収録!ナイルとテディという名プロデューサー同士のコラボは鳥肌モノです😲
この他、オートチューンを使い昔っぽさと今っぽさの両方をいい感じにした”Do You Wanna Party”、ヘイリー・スタインフェルドの若々しくエッジの効いたヴォーカルが格好いい”Dance With Me”、往年のCHICを彷彿させる”I Dance My Dance”と前半から最高な楽曲が揃ってます。
後半はデヴィッド・サンボーンやデヴィッド・ボウイ、日本ではT-SQUAREの伊藤たけしのアルバムにも参加しているキーボーディスト&プロデューサー、フィリップ・セスとのインスト・ナンバーでタイトル・トラックの"State Of Mine (It’s About Time)"はフュージョン好きには堪らない1曲からスタート。
80年代にダイアナ・ロスに提供するもののお蔵入りとなった楽曲をエミリー・サンデーとエルトン・ジョンで復活された名バラードの”Queen”。
ラストを飾るのは’16年に行われたトム・フォードの春夏コレクション用に制作されたCHICのカヴァー“I Want Your Love”で、ゲストにレディ・ガガを迎えMVも制作されました。
“I’ll Be There”と“Back In The Old School”の2曲は未収録となったけど、ギュっとコンパクトされた本作は進化しつつも古き良きサウンドをまとった”CHICらしい”楽曲ばかりで、当時を知る人には懐かしく、知らない人には新鮮なダンス・アルバムだと思います。
出来ればお蔵入りになった楽曲もいつか日の目を見るといいなぁ...
海外盤
冒頭に書いた通り海外盤の方がデビュー盤に寄せた印象のアートワークです。ナイル的には日本盤の写真も捨て難かったんで別バージョンも作ったんでしょうね(=´∇`=)
0 件のコメント :
コメントを投稿