映画の話はもう1つのブログ”キッドのスクラップブック”に書くんですが、今回は洋楽ネタですしサントラの紹介もしたかったのでこちらにしました。
(ちょっぴりネタバレがあります。映画観るまで見たくない方はここでやめてください!)
曲リスト
1.20th Century Fox Fanfare2.Somebody to Love
3.Doing All Right (...Revisited)
4.Keep Yourself Alive (Live At The Rainbow)
5.Killer Queen
6.Fat Bottomed Girls (Live In Paris)
7.Bohemian Rhapsody
8.Now I'm Here (Live At The Hammersmith Odeon)
9.Crazy Little Thing Called Love
10.Love of My Life (Live At Rock In Rio)
11.We Will Rock You (Movie Mix)
12.Another One Bites the Dust
13.I Want to Break Free
14.Under Pressure (feat. David Bowie) [Remastered]
15.Who Wants to Live Forever
16.Bohemian Rhapsody (Live Aid)
17.Radio Ga Ga (Live Aid)
18.Ay-Oh (Live Aid)
19.Hammer to Fall (Live Aid)
20.We Are the Champions (Live Aid)
21.Don't Stop Me Now (...Revisited)
22.The Show Must Go On
クイーンの思い出
クイーンとの出会いは中学生の頃聴いていたラジオでした。から色々流れてきたのを片っ端から聴いてた中にいた1組でした。
当時しぶしぶ勉強(のフリ)しながら聴いてたんプリンスやボウイみたいな”耳に残るヴォーカル”を聴くたびにレンタル・レコードで行っては借りてきました。
QUEENもプリンス達と同様、かっこいいサウンドとフレディ・マーキュリーの圧倒的なヴォーカルに惹かれ「世界に捧ぐ(News of the World)」を借りてきました。
1曲目の”We Will Rock You”で雷に打たれ、デビュー盤から順に借りたのは良い思い出です。
そんな訳で、以前Twitterに書いた#私を構成する9枚にも選びました😄
洋楽を聴き始めた中学生の頃で絞ってみました。— KID (@NPG_KID) 2018年10月24日
ラジオから色々流れてきたのを片っ端から聴いてた結果、偏食になりました(*´▽`*)#私を構成する9枚https://t.co/zvHa2NQiLD pic.twitter.com/8qEKb5YwAq
魅了されて以来、ライブは未経験ですがアルバムが出る度に買ってただけに'91年11月23日に行われたエイズを公表する会見を見た時はショックでした...
それから経った1日(報道としては2日後)に永遠の存在になったとニュースになった時は”嘘だろ・・・”と呆然となりました。
以前ブログに書いた事ありますが、これまで沢山のアーティストがこの世を去りましたが、2016年を除けば一番ショックな出来事で、初めて”何も手に付かないとはこういう事か”と実感した日でもありました。
映画のレビュー
すっかり前置きが長くなりました....では映画のお話。映画を見るまで・・・
こういう半生を描いた映画は『ドアーズ』、『シド&ナンシー』、『レイ』、『ジェームス・ブラウン』、『ジミー・ヘンドリックス』等沢山あります。制作側の描き方次第で本人不在の欠席裁判と言われがち、加えて圧倒的なカリスマで世界を魅了したフレディが題材ですから尚の事ファンを始め厳しい目先行で制作が始まったと思います。
正直私もフレディ役のラミ・マレックには”うーん似てる様な似てないような・・・”と思っていました。
そして上のサントラを聴けば”あーこうなって、こういう話がこの辺で出て、こう終わるんだろうな”という想像も出来ました。
映画を見てから・・・
予想通り、冒頭からサントラは完璧なものでした!なので映画を完全に楽しむならサントラは観た後が良いです!!
冒頭から暫くの間はまだラミの顔に違和感を感じましたが、ブライアン・メイ役のグウィリム・リー、ロジャー・テイラー役のベン・ハーディ、ジョン・ディーコン役のジョゼフ・マゼロはまったくもって違和感無し😄
でも始まって10分もすればラミの努力の賜物による演技でチョッピリ挙動不審な目配せや唇や体の動きなんかがソックリで気にならなくなりました。
そうなるともうQUEENの世界にどっぷりですよ。
”アーティスト映画あるある”の楽曲が出来るまで、レーベルとの確執、メンバーとの亀裂・・・そのどれもが楽しいです。
(フレディの愛猫家だったエピソードも盛り沢山!)
そして忘れてはならないのがフレディの性に対する表現。
恋人だったメアリー・オースティン役のルーシー・ボイントンの出会いこそほのぼのしますが徐々に辛くなります。(その後のジム・ハットンとの関係も...)
途中”史実と違う違和感”を感じる所もありつつも、予告に何度も登場するライブ・エイドのシーンに突入。
もうこのライブ・シーンを見ればそんな違和感なんてぶっ飛びます!!
初めて大声出して泣きそうになるのを必死に我慢しながらラストを迎えました。
↓は実際のQUEENのパフォーマンス。
当時これを衛星放送で見て感動し、何回観たか判らないです。
映画を観たあとでこれを見れば”こういう角度からも観たかった”ってシーンがいくつもあった事が判ります!
↓は比較動画ですが、このレベルで再現されたら今後の音楽映画はたまったもんじゃないです!!
映画用にアレンジされた”We Will Rock You (Movie Mix)”を始め、CD初収録となったライブ音源等、この映画を観て改めてサントラを聴くとまた印象が変わると思います。
ケチをつけるとすれば、ダブるのは判ってるけど”We Will Rock You”のライブ・エイド・バージョンも収録して欲しかった!!
フレディが居なくなってからもうすぐ27年。
QUEENを知らない人にとってはこの盛り上がりが不思議でしょうけど”かつてこういうアーティストがいた”という事を知る為に観ても良いと思います😄
違和感について
上にも書いた通り、QUEENのファンの方々ならエイズやクレジットの件他、史実と違う箇所がちょいちょいあります。日本人からすれば”えーもっと日本との関係を描いて欲しかった”なんて声も出そうです。
(でも着物来てるシーンやドイツ・ミュンヘンの別宅では金閣舎利殿御守護のお札が壁に貼ってあったりとリスペクトを感じるシーンは随所にありました)
正確性という点ではおかしい所もあるけど、これはインタビュー等を交えた”ドキュメンタリー”ではなく、あくまでエンターテイメント性に重くを置いた”映画”なのでこれはこれでアリだと思います。
例えば原作ありきの映画とか原作とは違う事なんて日常茶飯事ですよね、私はそういう事と大差無いと思います。
レビュー冒頭に書いた様なアーティストの映画にも多かれ少なかれあったハズです。
細かい事が気付くのはそれだけQUEENの事を知ってるから判る事で、そういう話はQUEENに興味を持った友達に”実はこうだったんだよ”と優しく教えて上げれば良いと思います😄
違いを知りたい方はローリングストーン誌がまとめた↓を御覧ください。
クイーン自伝映画『ボヘミアン・ラプソディ』を事実検証 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
当日買えなかったパンフレットをやっと入手。
最後のページに書いてあったブライアン・メイのこの言葉を冒頭に流せば、色々言う人いなかっただろうになぁ
オマケ
ラミ・マレックがフレディになるまでのインタビュー相当プレッシャーあっただろうけどホント良かったです!
これはネタバレにはならないかな?
EMIの重役レイ・フォスター(史実だとRoy Featherstone)役は『オースティン・パワーズ』のマイク・マイヤーズでした!
マイク・マイヤーズと言えば『ウエインズ・ワールド』で”ボヘミアン・ラプソディ”を熱唱してましたね😄
(これを踏まえた上で彼のセリフも注目です。)
他にもクイーンにゆかりのある男性もちょっぴり出てますヨ。
もう1つオマケ
劇中どうしてもフレディの歌声が無いパートは新録されてます。そこQUEENのロジャー・テイラーが以前やってたトリビュート・バンド”The Queen Extravaganza”でヴォーカルを努めたフランス系カナダ人のマーク・マーテル(Marc Martel)が吹き替えてます。
当時瓜二つの様なヴォーカルで話題になりましたけど、このプロジェクトにも参加してたんですね😄
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