西寺 郷太 扶桑社 2014-06-24
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80年代を代表するポップ・ユニット"Wham!"にゴーストライターがいた。
しかもそれは日本人だった!?という噂について書かれたノンフィクション風小説です。
まだ全部読んでないので真相は判りませんが、ワム!の2人の事がとても詳しく書かれているので彼らが好きな人にはオススメの本だと思います('-')
ワム!=ジョージ・マイケル、アンドリューはオマケ的な表現をされる事が多いですが、西寺氏も書かれてますが、アンドリュー無しではワム!は成立しなかったと思います。
確かにジョージ・マイケルは天才でソロ・アルバムも大成功を収めましたが、ワム!時代(特に初期)に聴かれたポップでキャッチーなサウンドをソロで聴く事は出来ませんでした。
あのキラキラした能天気(?)サウンドはアンドリューと二人だから出来たんだと思ってます('-')
'86年にワム!が解散、アンドリューはフォーミュラー・レーサーに転向するなど趣味に明け暮れてましたが、'90年にソロ・アルバム「サンズ・オブ・アルバート」をリリースしました。
アンドリュー・リッジリー
エピックレコードジャパン 1990-05-21
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曲名リスト
1.Red Dress
2.Shake
3.The Price of Love
4.Flame
5.Hangin'
6.Mexico
7.Big Machine
8.Kiss Me
9.Baby Jane
10.Shake (Hardcore)
プロデューサーはアンドリューに加え、ゲイリー・ブロムハムとマーティン”マックス”ヘイズが参加。
加えて盟友ジョージ・マイケルがヴォーカル・プロデュースを担当する他、Wham!時代からの付き合いであるギタリストのヒュー・バーンズやデビッド・オースティンが参加と、みんなでアンドリューをバックア・ップしてます('-')
アルバムからはジョージ・マイケルがコーラスで参加したダンサブルなナンバーの"Red Dress"、ジョージの"Faith"を連想させるロック・ナンバー"Shake"がシングル・カットされました。
アンドリューがソングライトしたオリジナル7曲に加え、エヴァリー・ブラザーズの"Price Of Love"とCHICの"Hangin'"の2曲のカヴァーも良かったです。
ただ残念なのはセールス的に失敗した事ですね・・・
ロック・テイストな楽曲が多かったのはアンドリューがやりたかった路線なんでしょうが、”自分がやりたい音楽=ファンが望む音楽”では無かったんでしょうね。
"Flame"はボウイ・テイスト、"Hangin'"はロバート・パーマー・テイストといった感じで”○○っぽさ”を感じさせてしまうのも敗因だったのかな・・・
もっとワム!時代の陽気なポップ・アルバムだったら違う展開があったのかなと思えただけに残念ですが、今でもついつい引っ張り出して聴いてしまう1枚です('-')
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