この映画はキング牧師(マーティン・ルーサー・キング・ジュニア)を中心に、'65年におこなわれた公民権運動を描いた映画です。
ちなみにタイトルの”セルマ”は血の月曜日事件が起きた公民権運動の象徴アラバマ州のセルマという地名から付けられています。
曲リスト
- Glory / Common & John Legend
- Ole Man Trouble / Otis Redding
- I've Got the New World in My View / Sister Gertrude Morgan
- Keep on Pushing / The Impressions
- One Morning Soon / Joyce Collins & Johnita Collins
- Alabama Blues / J.B. Lenoir
- Walk With Me / Martha Bass
- House of the Rising Sun / Duane Eddy
- Take My Hand, Precious Lord / Ledisi
- Yesterday Was Hard on All of Us / Fink
- Cager Lee / Jason Moran
- Final Speech / Jason Moran
- Bloody Sunday Parts 1-3 / Jason Moran
公民権運動という映画の題材とシリアスな歌詞の同曲は、昨年ファーガソンで起きた白人警官による黒人青年射殺事件に対するプロテスト・ソングとして話題を呼びました。
こういう後押しもあり、先日行われたゴールデン・グローブ賞で”ベスト・オリジナル・ソング”を受賞しました。
今年行われる第86回アカデミー賞にも最優秀オリジナル・ソング部門でノミネートされているので受賞すればアデルの"Skyfall"以来のW受賞になります。
映画はシリアスな内容にあった楽曲が揃ってますが、そういう背景は抜きにしてサントラとしても優秀です。
参加アーティストはジャズ・ピアニストのジェイソン・モランやレディシといった現役のアーティストに加え、'65年当時を反映してオーティス・レディング、ザ・インプレッションズ、シスター・ガートルード・モーガン等の楽曲が収録されています。
"Glory"ばかり注目されてますが、レデシーがゴスペル歌手マヘリア・ジャクソン役で出演し歌った"Take My Hand, Precious Lord"も良いですね。
ラストの"Bloody Sunday Parts 1-3"もアルバムを締めくくるには最高の1曲です。
アカデミー賞の行方もあるでしょうが、初の黒人女性監督としてエヴァ・デュヴァーネイがゴールデン・グローブ賞の最優秀監督賞の候補になった事だし日本でも公開されるかもしれないですね。
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