10'S MPLS POP Prince

Every Mile Mattered / Nichole Nordeman ('17)

今日は昨年リリースされたニコール・ノードマンの新作を聴いています('∇')

Every Mile Mattered

posted with カエレバ

Nichole Nordeman Sparrow 2017-07-28

曲リスト

01.Every Mile Mattered
02.You’re Here
03.Dear Me
04.No Longer
05.Lean
06.Hush, Hush
07.Listen To Your Life
08.Beautiful Day
09.Sound Of Surviving
10.Anywhere We Are
11.Slow Down [feat. Pepper Ingram]

ニコール・ノードマンについて

ニコールはテキサス州ダラス生まれでコロラド州コロラド・スプリングズで育ち、現在は46歳。
子供の頃、教会でピアノを演奏するなど幼少期から音楽に親しんでいました。
その後、ロサンゼルスでゴスペル音楽協会（GMA）のコンテストに参加した事がキッカケで、日本ではあまり耳馴染みでは無いけどコンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック(CCM)の歌手として’98年に「Wide Eyed」でデビューしました。

クリスチャン・ミュージックって表現はゴスペルや賛美歌を連想させますが、キリスト教の信仰や聖書に関係した内容を歌詞込めた音楽で、ポップ、フォーク、ロック、メタル･･･歌詞が重要であってサウンドは関係無い様です('-')

代表的なアーティストとしてはエイミー・グラントあたりかな。

私が初めて聴いたのは'05年公開の映画『ナルニア国物語/第1章: ライオンと魔女』のサントラに提供した"I Will Believe"でした。

この年にリリースした4作目の「Brave」も脚光を浴びることとなり知名度がアップしました。（これも結構オススメです😄）

次に彼女の名前を見たのはプリンス＆サードアイガールが「Brave」収録の"What If"をカヴァーした事でした。

フリー・ダウンロードで提供されたこのカヴァーはプリンス・ファンからも注目されました。（現在は削除されてます）

↓は当時ニコールが嬉しくてツィートしてた投稿。

THAT ONE TIME PRINCE COVERED YOUR SONG.

Yesterday at 5:00pm I held a phone that was live streaming WFPK in... http://t.co/M9ziJnCVfv
— Nichole Nordeman (@nicholenordeman) 2015年3月13日

'07年に新曲を収めたベスト盤等をリリースするも育児に専念する為にお休み、’15年から活動を再開し６曲入りのEP「The Unmaking」をリリースしました。

これには息子の小学校卒業を記念して子供の成長を歌った"Slow Down"を収録。
MVもほのぼのとしたものでした('-')

アルバムについて

前述のEPからは２年振り、フル・アルバムとしては12年振りとなります。
プロデューサーには、同じくCCNで活躍するブリット・ニコル等を手掛けるデビット・ガルシア(David Garcia)がタイトル曲、前作のEPの他ケリー・クラークソンやセリーヌ・ディオン等を手掛けたデヴィッド・ホッジス(David Hodges)が"Lean"を担当。
残りをCCMのヒップホップを歌うNFことネイサン・ファイアスタインを手掛け自らもアルバムをリリースしているトミー・ピット(Tommee Profitt)が手掛けています。

タイトル・トラックとなる開幕の"Every Mile Mattered"を聴いてもらうと判りますが、クリスチャン・ミュージックと言ってもイエス様とか宗教観を押し付ける様な感じでは無く(慈愛みたいな言葉はあるけど)、普通のポップスというのが判ってもらえると思います('-')

人種や教育等様々な問題を歌った"Dear Me"、昇華していくサウントと歌詞がちょっぴり神を連想させる"You're Here"等、普通のポップスでは取り上げられないワードがありますが違和感は感じません。

EPを飛ばしていたので個人的には12年振りにフルで聴きましたが、前作より円熟味をましたニコールの素晴らしい歌声に聴き入ってしました。

注目としてはU2の名曲"Beautiful Day"をしっとりと伸びやかに歌い上げてます。
また、EP収録の"Slow Down"をリファイン、こちらには娘さんのペッパーちゃんが参加しています('-')

↓で全曲視聴出来ます。