Whatever Happened to the Blues / Phil Upchurch ('92)

lastfmを利用してると”コレ聴くならコレも好きじゃない?!”みたいに表示してくれますよね。
今日はフィル・アップチャーチを言われたので久し振りに棚から引っ張り出して聴きました。

フィルは、ダニー・ハサウェイの名盤「Live!」やカーティス・メイフィールド、ジョージ・ベンソン等、数多くのアーティストと共演したブルース・ギターの名手でもあり、多くのアーティストへの楽曲を提供するソングライターとしても有名です。

ソロ・アルバムも数多くあり、60~70年代にも名盤が数多くありますが、良く聴いたのは'92年にGO JAZZレーベルからリリースされた「ホワットエヴァー・ハプンド・トゥ・ザ・ブルース」です。

Whatever Happened to the BluesWhatever Happened to the Blues
Phil Upchurch

曲名リスト
1. 6 To 4
2. The Tide Keeps Lifting Me
3. Angel Eyes
4. Blues March
5. Love And Peace
6. All Blues
7. Whatever Happend To The Blues
8. I Don't Want Nobody To Give Me Nothing
9. Going Down Slow
10. Nice To Have You Around
11. Fade To Black Tie
12. Sweet Woman Blues

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プロデューサーはジャズからロックまで幅広く手掛けるベン・シドラン。
そしてGO JAZZのレーベル・メイトでとプリンスの作品でも素敵なキーボード演奏をしているリッキー・ピーターソンが担当しています。

リッキー・ピーターソンとくれば、録音されたスタジオはペイズリー・パーク・スタジオ。
となれば、バックもプリンス・ファミリーが多く、リッキーの兄弟でもあるSTポール・ピーターソンとビリー、当時のNPGでドラムを叩いていたマイケルB、ザ・スティールズ、ポップス&メイヴィス・ステイプルズ、ロージー・ゲインズ等が参加しています('-')

この他にもクライド・スタブルフィールド、メイシオ・パーカー、ピー・ウィ・エリス、フレッド・ウェズリーといった嬉しい共演も果たしています!

多くのゲストに目が行きがちですが、内容がとにかく良いです!

ジョージ・ベンソンに提供した"6 To 4"を聴いた時点で持って行かれます('∇')
フィルのギターはモチロンですが、中盤で聴かれるリッキーのオルガンが心地良いです。



この他にもポップス&メイヴィス・ステイプルズが歌うブルージーな"The Tide Keeps Lifting Me"や、スティングの"Sister Moon"を連想させるようなギャビン・クリストファーが歌う"Angel Eyes"等も魅力的です。

オリジナルもさることながら、カヴァーも秀逸です。
ペニー・ゴルソンの"Blues March"を筆頭にマイルスの"All Blues"等ありますが、中でもJBの"I Don't Want Nobody To Give Me Nothing"のカヴァーにはメイシオ達JBのメンバーとプリンス・ファミリーという夢の様なバンドを楽しむ事が出来ます('∇')



興味のある方は聴いてみて下さい(*'-')


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