モニカは、13歳でレコーディングを始め、'95年に「Miss Thang」で衝撃のデビュー。
'97年には同世代のブランディと共演した"The Boy Is Mine"がグラミー賞を受賞という栄誉に輝き人気・実力を共に獲得した女性R&Bシンガーです。
今日紹介するのは、同名アルバムの「The Boy Is Mine」('98)年以降、女優として活躍し暫く音楽活動から距離を置いていた彼女が、デビューのキッカケとなったクライブ・デイビスがアリスタからJレコード移籍した事に伴い一緒に移籍、そこでリリースされた3rdアルバムです。
モニカ
BMG JAPAN 2002-09-11
売り上げランキング : 7184
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曲名リスト
1. アイム・バック
2. オール・アイズ・オン・ミー
3. U・シュドゥヴ・ノウン
4. トゥー・フッド(feat. Jermaine Dupri)
5. アイ・ロート・ディス・ソング
6. U・ディザーヴ
7. ブレイクス・マイ・ハート
8. エイント・ゴナ・クライ・ノー・モア
9. イフ・ユー・ワー・ザ・ガール
10. ホワット・ハーツ・ザ・モースト
11. サーチン
12. ジャスト・アナザー・ガール(ボーナス・トラック)
13. ホワット・マイ・ハート・セッズ(ボーナス・トラック)
デビュー作から制作に関わってるダラス・オースティンを筆頭にジャーメイン・デュプリ、ロドニー・ジャーキンス、ソウルショック&カーリン、ブライアン・マイケル・コックスといった豪華なプロデューサー陣を配し、自らもソングライトに挑戦した意欲作です。
マライアを手掛けたブライアンらしい今風の変則ビートを用いモニカの新しい一面を出した"I'm Back"を筆頭に、マイケル・ジャクソンの"P.Y.T."をネタにしたキャッチーな先行シングルでタイトル・トラックの"All Eyes On Me"、デュプリ作の纏わりつくスロー・テンポの"U Should've Known"、マイケルの"Rock With You"をイントロに使ったバウンシーな"Too Hood"、そして自殺した元恋人の事を歌った"I Wrote This Song"と、"All Eyes On Me"を除き殆どの曲はシリアスな内容にが多く収録されています。
この他、2パックの"Hail Mary"をネタに使った"U Deserve"、悲哀に満ちた彼女の心情を切々と歌った名曲"Breaks My Heart"、初期の作品に通じるモニカの歌唱力を全面に押し出した流麗なナンバーの"What Hurts The Most"等、良曲が揃っていました。
全体的に音先行の楽曲が目立ち、彼女のヴォーカルを際立たせる作品が少なかった気もしますが、全体的には均整の取れた作品だと思います。
尚ボーナス・トラックには映画「Down To Earth」に収録された"Just Another Girl "と「Love Thang」で使われた"What My Heart Says"が収録されてます。12月13日には新譜「NewLife」がリリースされると言う事なので楽しみです^^
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