Nine Lives / Aerosmith ('97)

今日はエアロスミスのスティーヴン・タイラーの64歳の誕生日(1948年3月26日)です。

私の世代(80年代前期が青春の頃)の場合、エアロスミスが低迷期に当たってる方が多いんじゃないでしょうか。



'86年にエアロスミスのメンバーがPVにも参加したRUN-D.M.C.の"Walk This Way"が大ヒットして再注目され、翌'87年のアルバム「Permanent Vacation」に収録された"Dude (Looks Like a Lady)"と"Angel"のヒットで見事復活という印象があります。




復活してからは、'89年の「Bump」で初グラミー受賞、'93年の「Get A Grip」と'97年の「Nine Lives」はアルバム・チャート1位を獲得。
'98年、映画『アルマゲドン』で使われたシングル"I Don't Want to Miss a Thing"がアカデミー賞の「主題歌賞」ノミネート、そして'01年にロックの殿堂入りを果たす・・・あの低迷期があったからこそなのかもしれませんが怒涛の快進撃ですね。

復活のきっかけとなった「Permanent Vacation」も好きですが、個人的には'97年の「Nine Lives」が気に入ってます。

ナイン・ライヴスナイン・ライヴス
エアロスミス

曲名リスト
1. ナイン・ライヴズ
2. フォーリング・イン・ラヴ
3. ホール・イン・マイ・ソウル
4. テイスト・オブ・インディア
5. フル・サークル
6. サムシングス・ガッタ・ギヴ
7. エイント・ザット・ア・ビッチ
8. ファーム
9. クラッシュ
10. キス・ユア・パスト・グッバイ
11. ピンク
12. フォーリング・オフ (BOUNS TRACK)
13. フォール・トゥギャザー (BOUNS TRACK FOR JAPAN ONLY)
14. アティテュード・アジャストメント
15. フォーリン・エンジェルズ

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プロデューサーのグレン・バラードが途中不参加となった為、急遽ケヴィン・シャーリーに変更とレコーディング時のトラブルがあった本作。
いきさつは判りませんがグレンがプロデュースした曲は新たにレコーディングしクレジットにも"Special Thanks"と記載されている事から何かしらのトラブルがあったんでしょうね。

グレンが作曲に参加したファンキーでドラマティックな展開を見せる先行シングルの"Falling in Love (Is Hard on the Knees)"、語りかける様に歌うAメロが印象的な"Hole in My Soul"、オーガニックなサウンドとブルージーなグルーヴが独特の浮遊感を漂わせる"Pink"等、秀逸な曲が揃っています。







直近のブルース・フェアバーンの3部作に比べるとハード・ロックさは影を薄めていますが、円熟味が増し”大人のロック・グループ”という貫禄が出た作品だと思います。


これからエアロスミスを聴くという方は輸入盤の「The Essential: Aerosmith, 3.0」をお勧めします。

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価格は3枚組で1,314円とリーズナブル(*'-')

日本盤で「アルティメット・ベスト」がリリースされていますが、中身は「The Essential: Aerosmith, 3.0」に3曲追加されていて価格は3,800円

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ちなみに追加された3曲は
・トレイン・ケプト・ア・ローリン
・カム・トゥゲザー
・テーマ・フロム・スパイダーマン



この3曲を聴きたいかどうかで選択するのが良いかもしれません。



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