ニュー・エディション(以下NE)としての活動をしつつも、昨年約15年振りのソロ・アルバム「Still Winning」をリリースし、ソロとしての健在をアピールしたジョニー・ギル。
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'83年、ソロでデビューするも不遇時代を味わい、'87年ボビー・ブラウンの穴埋めにNEのセカンド・ヴォーカリストとして加入という辛酸をなめましたが、'88年のNEのアルバム「ハート・ブレイク」で卓越したヴォーカル力を発揮し主力にのし上がりましたね。
NEの実績をバネに'90年にリリースした3rdアルバム「Johnny Gill (邦題:ロンリー・ナイト)」では、当時ライバルだった2大ヒット・メイカーのベビーフェイスとジャム&ルイスを起用するという考えられないスタッフで制作。
ジャム&ルイスの"Rub You the Right Way"、ベビーフェイスの"My, My, My"と両方の作品をヒットさせ、両プロデューサーからも絶大な信頼を勝ち得たのではないでしょうか。
今回は前述の「Johnny Gill」で確かな手応えを感じたジョニーが3年後にリリースした「プロヴォカティヴ」について書いておきます。
Provocative Johnny Gill 曲名リスト 1. Provocative 2. The Floor 3. Where No Man Has Gone Before 4. I Got You 5. A Cute, Sweet, Love Addiction 6. Long Way From Home 7. Tell Me How U Want It 8. Mastersuite 9. Quiet Time To Play 10. I Know Where I Stand Amazonで詳しく見る by G-Tools |
今作でもベビーフェイス、ジャム&ルイスという2大プロデューサーを起用していますが、今回ベビーフェイスが参加したのは"Long Way from Home"と"Tell Me How U Want It"の2曲で"Tell Me How U Want It"はダリル・シモンズにプロデュースを任せています。
その代わりと言ってはなんですがジャム&ルイスが自作曲の楽器を担当するなど大きく関与しています。
この他、1stシングルでキャッチーな"The Floor"にはジャム&ルイスのレーベルからデビューしたミント・コンディションがコーラスで参加、ジャネットの"Escapade"の様なキャッチーな"A Cute, Sweet, Love Addiction"ではテリー・ルイスがバック・ヴォーカルで参加、そしてジョニーの囁く様な歌声が聴き心地の良いバラード・ナンバーの"Quiet Time to Play"では当時テリーの奥様だったキャリン・ホワイトが参加しています。
上記のプロデューサーに加えて、NEを敬愛するボーイズⅡメンもプロデューサーとして参加した"I Got You"も聴き応えのある1曲です。
ちなみに、掲載したアルバムの曲名リストは10曲+'92年の映画『ブーメラン』で使用された"There You Go"がボーナス・トラックとして収録されていますが、日本盤には同年映画『モー・マネー』で使用された"Let's Just Run Away"が追加収録されています。
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