The Doors / The Doors ('67)

今日はドアーズのジム・モリソンの命日(1943年12月8日 - 1971年7月3日)です。

パリのアパートのバスタブの中で謎の死を遂げた事と、同月同日に亡くなったローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズを筆頭に、ジャニス・ジョップリン、ジミー・ヘンドリックス、カート・コバーンと27歳で他界した影響力のあるアーティストという事で”27 Club"の一人としても取り上げられます。

ジムが生前レコーディングしたドアーズのアルバムは7枚(没後に3枚)ありますが、やはりデビュー・アルバムの「The Doors (邦題:ハートに火をつけて)」のインパクトはダントツですね。

by カエレバ


ギターとシンセによるトリップ感のあるサウンドに加えてジムの飛び抜けたヴォーカルがドアーズというグループの存在感を決定付けたデビュー・シングルの"Break On Through (to the other side)"、マンザレクのオルガンが特徴的なタイトル・トラックで名曲の"Light My Fire"、ウィリー・ディクスンのカバー曲の"Back Door Man"、そしてライブではトリップし過ぎて倒れる事もしばしばあった問題作の"The End"と名曲が詰まっています。









サウンドやパフォーマンスもさることながらジムが書く歌詞は難解で独特の世界観がありますね~

ちなみに"The End"はジムの同級生だったフランシス・フォード・コッポラにも影響を与え、彼の映画『地獄の黙示録』にも使われました。


上に掲載したCDは'08年にリリースされたリマスター盤のSHM-CDですが、下のCDはドアーズ結成40周年でリリースされた紙ジャケ仕様です。

by カエレバ


こちらには"Moonlight Drive (version 1)"、"Moonlight Drive (version 2)"、"Indian Summer"の3曲がボーナス・トラックとして追加されているのですが、リミックスの段階で本来あるべきオリジナルのサウンドに補正が入った為、昔のアルバムを聴いていた人には若干違和感を感じます。
”こちらが本物です”と言われても、耳は前のに馴染んでるので難しい所です。
初聴の方にはこちらでも良いかもしれません。

また同年にベスト盤がリリースされていますがこちらも補正が入ってるのでオリジナルとピッチが違うのがあります。

by カエレバ


1枚モノなので収録曲もメジャーなのが多いので聴き易いですが、個人的にはジムの世界観がより多く収録された'00年にリリースされた2枚組の方をオススメします。

by カエレバ


このCDを買った時”リマスターする際、忠実さをどこに置くかで違いが出るな~”と痛感したアルバムでした。





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