彼女の代表作「Whitney Houston (邦題:そよ風の贈りもの)」は以前書いたので、今日は'02年にリリースされた「Just Whitney」を書いておきます。
曲名リスト
1. ワッチュ・ルッキン・アット2. テル・ミー・ノー
3. ワン・オブ・ドーズ・デイズ
4. シングス・ユー・セイ
5. マイ・ラヴ Featuring Bobby Brown
6. ラヴ・ザット・マン
7. オン・マイ・オウン
8. ディア・ジョン・レター
9. アンアシェイムド
10. ユー・ライト・アップ・マイ・ライフ
11. ワッチュ・ルッキン・アット(P.Diddy Remix) Featuring P.Diddy
アルバムについて
オリジナルとしては「My Love Is Your Love」('98)以来、4年振り新作。売上的には前述の「My Love Is Your Love」と'09年にリリースされた「I Look to You」に比べると悪く、ホイットニーのアルバムの中では評価は低い方のアルバムかもしれません。
'00年当時、大麻所持で捕まったり夫ボビー・ブラウンとの不仲等、ゴシップ・ネタの餌食になっていたのも影響しているんでしょうね。
とは言え、夫ボビー・ブラウンを始めベイビーフェイス、シェイクスピア、ミッシー・エリオット、テディ・ビショップらをプロデューサーに迎え、ありのままの自分を表現したアルバムに仕上がっています。
先行シングルは夫ボビー・ブラウンが手掛けたニュー・ジャック・スウィング調のポップ・チューンでゴシップに対する痛烈な批判を込めたメッセージ色の強い"Whatchulookinat"からスタート。
ベビーフェイスのプロデュース作のミディアム調の"Tell Me No"、アイズレーの"Between The Sheets"をネタにシェイクスピアらしい心地よいリズムのホイットニーの抑揚のあるボーカルが絶妙な"One Of Those Days"、ミッシーがプロデュースしバックにトゥイートが参加した"Things You Say"ではブルージーなサウンドで程よいけだるさのヴォーカルが魅力的です。
この他にも、ボビーとデュエットした"My Love"、キャッチーなダンス・チューンの"Love That Man"、ベイベーフェイスが手掛けた静かな前半から徐々に盛り上がっていくホイットニーお得意の熱唱タイプの"On My Own"、デビー・ブーンの'77年のヒット作をR&Bテイストにアレンジしたカヴァー曲"You Light Up My Life"。ラストには前述の"Whatchulookinat"をP・ディディがリミックスしたバージョンも収録されています。
色々あった時期ですが、自分の思いをストレートに表現した本作はある意味好感の持たれる作品だと思います。
限定盤
限定盤には"Whatchulookinat"を含む3曲のPVが見れるDVDが付いています。中でも過去の映像を上手くくっつけた"Love To Infinity -Megamix-"は秀逸でした。
初回限定生産だった為、現在では価格高騰してるのが残念ですね。
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