Rural Renewal / The Crusaders ('02)

キーボード奏者のジョー・サンプルが2014年9月12日(享年75歳)が亡くなったそうです。

訃報の情報はジョーの親友でもあるレイ・パーカーがSNSで書き、本人に確認されたそうです。

詳しくは音楽評論家の吉岡正晴さんのブログに記載されています。

●速報。訃報。ジョー・サンプル死去|吉岡正晴のソウル・サーチン



ジョー・サンプルを知ったのは中学生の頃にクルセーダーズの曲をラジオで聴いたのが最初でした。



その後もソロ・プロジェクトやレイラ・ハサウェイ、ランディ・クロフォード等とのデュエット・アルバムも聴きましたが、一番嬉しかったのは'02年にリリースされた「ルーラル・リニューアル」でした('-')

ルーラル・リニューアルルーラル・リニューアル
クルセイダーズ

曲名リスト
1. ルーラル・リニューアル
2. クリーピン
3. ハートランド
4. ヒーリン・カミング・オン
5. シング・ア・ソング
6. ショットガン・ハウス・グルーヴ
7. ザ・テリトリー
8. 脂だらけのスプーン (Part2)
9. ヴィヴァ・デ・ファンク
10. レイジー・サンデーズ
11. ゴーイン・ホーム
12. カンサス・シティ・ステイト・オブ・マインド
13. アサネガ

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本作は、「Healing The Wounds」('91)を最後に事実上の解散をしていたクルセイダーズが、結成当時のジョー・サンプル(key)、ウィルトン・フェルダー(Sax)、スティックス・フーパー(ds)のオリジナル・メンバー3人が10年以上の期間を空けて再結成したアルバムです。

ゲストにはアーサー・アダムス(G)やディーン・パークス(G)、レニー・カストロ(Perc)を始め、ダニー・マクルーキン(Vo)、スティーヴ・バクスター(Tb)、レイ・パーカーJr.(G)、そしてエリック・クラプトン(G)等豪華な面子が再結成に華を添えています。

ジョーの流麗な音色とスティックスのしっとりとしたドラム、そしてゲストのクラプトンによるブルージーなギターやウィルトンのサックス等が融合していくタイトル・トラックの"Rural Renewal"は年輪から出る落ち着いた中に初期の作品をで思わせるナンバーです。



他にもウィルトンとバクスターによる管楽器コンビを全面にフューチャーした"Heartland"、ウィルトンのファンキーなサックスやジョーのソロ・パートがクールな"The Territory"、ジョーのソロ作に収録されてた同曲をクルセイダーズ版にリメイクした"Viva De Funk"等、3人の個性が調和された曲が数多く収録されています。



また"Sing A Song"とサウンズ・オブ・ブラックネスを迎えたゴージャスな"Healin' Coming On"の2曲で歌ったゴスペル・シンガーのダニーの骨太いヴォーカルも全体のアクセントとしていい味を出してます。



全盛期の頃の泥臭さの様なものはありませんが、醸しだされる余裕が安心して聴ける内容になっていました。
欲を言えば、ウェイン・ヘンダーソンも参加して欲しかったですね。


改めてご冥福をお祈りします。



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