曲リスト
- Do Your Best (ft. Mos Def)
- Walk on the Right Side
- Traitors of Africa
- Tension Grip Nigeria
- '97
- Fight to Win (ft. Jaguar Wright)
- Stop AIDS
- Eko Lagos
- Alkebu-Lan (Cradle of Civilization)
- One Day Someday
- The Choice Is Yours
- Missing Link (ft. Common)
- Blackman Know Yourself (Extra Remix With Tthe Roots)[日本盤のみ]
- Do Your Best (Faze Action Remix) [日本盤のみ]
'70年代から流行ったアフリカン・ミュージックとファンクを融合させたサウンド、所謂"アフリカ・ファンク"の旗手と言われたカリスマ、フェラ・クティを父に持ち、自身もアフロ・ビートとハウスを融合したサウンドを作り独自進化させてるフェミ・アニクラポ・クティ。
'98年の「Shoki Shoki」から3年振りにリリースされた本作は、ディアンジェロやエリカ・バドゥを手掛けたジェームズ・ポイザーに迎え、モス・ディフ、コモン、マニー・マークといった豪華なゲストが参加し、アフリカ・ビートを踏襲しつつ聴き易いワールド・ワイドな作風になっています。
モス・ディフがソングライトに参加し、アフリカの現状を強烈なビートとメッセージで伝える"Do Your Best"を皮切りに、ジャジーなホーン・セクションとリズミカルなアフロ・ビートをバックに道徳的な内容を歌う"Walk On The Ride Side"、躍動感のあるアフロ・ファンクのリズムに乗せナイジェリアの内政を痛烈に訴える"Traitors Of Africa"、'97に他界した父フェラを始め3人のファミリーの死に対する哀悼の意を込めた"'97"等、サウンドもさる事ながらメッセージの強い内容が数多く収録されています。
この他、J・ポイザー自らキーボードで参加しジャグワー・ライトと独特のアフロR&Bの匂いを感じさせるタイトル・トラック"Fight To Win"、父の死因でもあるエイズに対するメッセージ・ソング"Stop Aids"、コモンの熱いラップとエフェクト処理されたフェミのコラボレーションが絶妙なグルーヴを醸し出している"Missing Links"と、どの曲も聴くものに熱く強い想いが伝わってきます。
過去の作品に比べるとフェミらしい熱気溢れるアルバムという訳ではないですが、フェミという存在を広く知らしめた作品になったと思います。
尚、ボーナス・トラックには"Do Your Best"のリミックスと「Shoki Remixed」に収録されていたザ・ルーツがリミックスされた"Blackman Know Yourself"が収録されています。
昨年紹介したた「No Place for my Dream」も良かったので興味がある方は聴いてみて下さい(*'-')
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