ゴスペル・グループだったザ・ステイプル・シンガーズ(後にザ・ステイプルズに改名)のメイン・ヴォーカルを担当。
ステイプルズのの頃は余り聴いた事がなく、彼女を知ったのはソロでリリースした作品が先でした。
私が好きだったカーティス・メイフィールドがプロデュースしたという事で'77年にリリースされた「A Piece of the Action」のサントラを聴いたのが最初の出会いでした。
Mavis Staples
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その時のセクシーでゴスペル畑から培った圧倒的な歌声に圧倒されたのを今でも思い出します。
その後、暫く聴く機会がなかったメイヴィスと再び出会ったのが「タイム・ウェイツ・フォー・ノー・ワン」でした。
Mavis Staples
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曲名リスト
1.Interesting
2.20Th Century Express
3.Come Home
4.Jaguar
5.Train
6.The Old Songs
7.I Guess I'm Crazy
8.Time Waits For No One
90年代のプリンスは、ジョージ・クリントンやチャカ・カーン、ラリー・グラハム等、レーベルの問題で思い通りにアルバムをリリース出来ないアーティストを救済する活動(?)をやっていました。
メイヴィスもその中の一人で、ステイプルズ・シンガーのファンであったプリンスがペイズリー・パークと契約を結ばさせて制作アルバムです。
当時のプリンスは、アルバム「Lovesexy」をリリースし、大規模なツアーを行っていた為、レコーディングを何度も中断しながら約1年かけて制作されたと言われています。
全8曲中、6曲をメイヴィスと共に制作し、残りの2曲に関してはステイプルズの頃から付き合いがあるレスター・スネル他が担当するも、プリンスはエグゼクティヴ・プロデューサーというポジションで統括するという念の入れようです。
バックを支えるアーティストもプリンスを筆頭に、シーラ・E、エリック・リーズ、リーヴァイ・シーサー、Dr.フィンク、アトランタ・ブリス、ミコ・ウィーヴァー等、ペイズリー・パークのアーティスト勢揃いです!
この頃、プリンスがこれ程までに熱を注いだアーティストも数少ないんじゃないかな・・・
プリンスがドラムを担当し、ミコのギター、エリックやアトランタのホーン・セクションが軽快なFUNKチューンの"Interesting"からスタートし、プリンスの独特のギター・サウンド(他全楽器を担当)とメイヴィスの力強くディープな歌声が魅力的な"Jaguar"、単調なリズムながらメイヴィスの圧倒的な力でグイグイ歌いこむ"Train"、ラストを飾る感動的なエンディング・ソングの"Time Waits or No One"等どれも彼女の魅力とプリンスの相性の良さが判る楽曲が多いです。
また、前述のレスター・スネル、アル・ベル&ホーム・バンクスら3人が手掛けた2曲は、旧友と制作するというリラックスした雰囲気を感じられます。
シングル・カットされた"20Th Century Express"も良かったけど、"The Old Songs"ではベン・E・キングが歌った事で有名な"Stand By Me"を途中に挿入する等、余裕を感じさせます。
'00年にリーダーのポップスが亡くなった事でグループとしての活動は休止状態ですが、メイヴィス自身は定期的に作品をリリース。
'10年にリリースされた「You Are Not Alone」も良いアルバムでした。
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これからもまだまだ活躍して欲しいですね(*'-')
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