享年73歳でした。
人脈ではメイシオ・パーカーやブーツィー・コリンズ等を輩出し、コンサートをショウ化させたパフォーマンス、そしてもちろんサウンンド・スタイルの確立・・この人がいなければ今のファンクはなかったでしょうねぇ。
本当に残念です。
彼の名盤は色々あり、特に70年代中期の作品は良い作品ばかりでしたが、今回は敢えて'02年のラスト・アルバム「ネクスト・ステップ」をご紹介します。
ネクスト・ステップ ジェームス・ブラウン 曲名リスト 1. オートマティック 2. センド・ハー・バック・トゥ・ミー 3. モチヴェイション 4. サンシャイン 5. ナッシング・バット・ア・ジャム 6. ベイビー・ユーヴ・ガット・ホワット・イット・テイクス 7. イッツ・タイム 8. ホワイ・ディド・ディス・ハプン・トゥ・ミー 9. グッド・アンド・ナチュラル 10. キリング・イズ・アウト、スクール・イズ・イン (トライアングル・ミックス) 11. キリング・イズ・アウト、スクール・イズ・イン (JB・オリジナル・ミックス) (日本盤のみのボーナス・トラック) Amazonで詳しく見る by G-Tools |
'88年、薬物と警官とのカーチェイス等で6年の実刑(実際には3年弱で出所)をもらったかと思えば'92年にはグラミー賞の特別功労賞を貰う等、波乱万丈の晩年を迎えていたジェームス・ブラウン。
アルバム的には「I'm Back and Funks On Ah Roll」('98)以来となる本作も前作同様デリック”ニュー・ファンク”モンクをプロデューサーに迎えての制作です。
渋めのギター・リフとホーン・セクションがJBのファンキーなヴォーカルと調和した"Automatic"、20年近くJBと距離を置いていたボビー・バートがソングライトで参加した熱唱タイプのバラード・ナンバー"Send Her Back To Me"、'01年に起こったNY同時多発テロに対して書かれたミディアム・スローの"Sunshine"、前作にも収録された妻トミ・レイとのデュエット・ナンバーを新テイクで再度収録したD・ワシントン&B・ベントンのカヴァー"Boby You've Got What If Takes"等、ファンキーな楽曲からメロウな曲までバラエティに富んでいます。
この他、JBとの関係についてトミが1人で歌い上げるソウルフルなラヴ・ソングの"It's Time"、情感溢れる語り口調で歌うR&Bテイストの"Why Did This Happen To Me"、当時アメリカで問題になってた学校での銃乱射事件に対するメッセージ・ソングを前述のボビーがヴォーカルで参加し往年のグルーヴを彷彿させる"Killing Is Out,School Is In"等もオススメです。
同曲は、日本盤のみ"JB Original Mix"がボーナス・トラックとして収録され、こちらではファンキーなギター・カッティングとコーラス・ワークで渋いアレンジに仕上がっています。
ハデさはありませんが、タイトル通り本作から新たなステップに踏み込んだ作品だと思えるアルバムでした。
興味のある方は聴いてみて下さい(*'-')
【オマケ】
命日がクリスマスという事で、やはりコレを聴くのもいいですね!
James Brown's Funky Xmas James Brown 曲名リスト 1. Go Power At Christmas Time 2. Let's Unite The Whole World At Christmas 3. Santa Claus Go Straight To The Ghetto 4. Merry Christmas Baby 5. Let's Make Christmas Mean Something This Year (Parts 1 + 2) 6. Soulful Christmas 7. The Christmas Song (Version 1) 8. Sweet Little Baby Boy (Parts 1 And 2) 9. Christmas Is Love 10. Please Come Home For Christmas 11. Santa Claus Is Definitely Here To Stay 12. Tit For Tat (Ain't No Taking Back) 13. Santa Claus Santa Claus 14. Merry Christmas I Love You 15. Songs Of Christmas 16. Christmas In Heaven 17. Hey America Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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