Everything's Beautiful / Miles Davis & Robert Glasper ('16)

未だプリンスと震災の余韻を引きずってます(´・ω・`)

る状態ですが、どちらもスグがスグ治るものでもないのでゆっくりと調整しています。

余震は随分少なくなって来たものの傾いたり避難テントを見ると心がざわざわ・・・
これを落ち着けるには新譜より耳馴染みのある80Sのアルバムが効果的です('-')

一方プリンスの方は、彼が関わったり何かしらの発言を貰ったアーティスト以外を聴くことで半分現実逃避状態です。

そんな状況ですが新譜も聴いてみたいという事で、いい感じに間を取り持ってくれるマイルスのトリビュート・アルバムを聴いています('-')


曲リスト
01.Talking Shit
02.Ghetto Walkin feat. Bilal
03.They Can’t Hold Me Down fea. Illa J
04.Maiysha (So Long) feat. Erykah Badu
05.Violets feat. Phonte
06.Little Church feat. Hiatus Kaiyote
07.Silence Is The Way feat. Laura Mvula
08.Song For Selim feat. KING
09.Milestones feat. Georgia Ann Muldrow
10.I'm Leaving You feat. John Scofield and Ledisi
11.Right On Brotha feat. Stevie Wonder

4月1日公開されたドン・チードル主演によるマイルス・デイヴィスの伝記映画Miles Aheadの公開を記念して、映画で音楽監督を務めたロバート・グラスパーによるトリビュート盤です。

こういったトリビュート版は通常Value Artistか主導権を持ったアーティスト名義になるんですが、本作はコロンビア・レーベルのテープ保管庫の音源をベースに制作したのでマイルス・デイヴィスも共同クレジットされています。

客演にはエリカ・バドウを筆頭に、スティーヴィー・ワンダーやビラルといったベテランから、プリンスのお墨付きを貰ったハイエイタス・カイヨーテ、ローラ・マヴーラ、キング、レデシーといった若手も参加。
また注目はマイルスのバンドでプレイしていたギタリストのジョン・スコフィールドが参加しています。

↓のドキュメンタリーでも”単なるリミックスではなく、マイルスがいかにインスピレーションを与えたかを表現したかった”的な事を話してます('-')



マイルスの声が上手くミックスされた"Talking Shit"からスタートし、ビラルのファルセットを生かした先行シングルの"Ghetto Walkin"、エリカ・バドウを客演に迎えラテン・サウンドに乗せた心地良い"Maiysha (So Long)"、KING特有の浮遊感のある"Song For Selim"、スコフィールドのグルーヴ感満載のギターとレディシのインパクトのあるラップが印象的な"I'm Leaving You"、そしてラストにはスティーヴィーのハーモニカが華を添える"Right On Brotha"・・・ロバートが言う様に単なるトリビュートに収まらない多様性のあるアルバムでした。



単純に”マイルスのカヴァー集”と思って買うとピンと来ないですね。
感覚的にはロバート・グラスパーのアルバムにマイルスが参加したら・・・って感じのアルバムだと思います('-')

【オマケ】
本当は'15年リリースのCoverdに収録するハズだったけどプリンスの許可が下りなかった"Sign O' The Times"が追悼の意味も込め公開されました。


数ある楽曲のある中から難易度の高いこの曲を選んだロバート・グラスパーのチャレンジャー精神は称賛に値しますね('-')

プリンスがNext Stageに行った直後のツィート。これが精一杯ですよね・・・






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