Fin / Syd ('17)

今日はジ・インターネット(The Internet)の紅一点、シド(Syd)のデビュー・ソロ・アルバムを聴いています('-')


曲リスト
01.Shake Em Off
02.Know
03.Nothin to Somethin
04.No Complaints
05.All About Me
06.Smile More
07.Got Her Own
08.Drown in It
09.Body
10.Dollar Bills
11.Over
12.Insecurities

"シド”ことシドニー・ベネット(Sydney Bennett)は、タイラー・ザ・クリエイターフランク・オーシャン等が在籍していたヒップホップ集団オッド・フューチャー(Odd Future Wolf Gang Kill Them All)でプロデューサー/イラストレーターのマット・マーシャンズ(Matt Martians)とデュオでスタートしたユニット”ジ・インターネット”(The Internet)のヴォーカリストです。(その後メンバーが追加され6人グループに進化しました)

'15年にリリースされた「Ego Death」は大ヒット、昨年は来日公演&フジロック参戦と日本でも注目されました(*'▽')

今年新作が出るという話ですが、個々の活動も充実させる為、1月にマットのThe Drum Chord Theory、そして今月はシドのソロ・アルバムがリリースされました。(ダウンロード先行でCDは3月3日リリース)

ソングライトは数名参加してるものの基本的にシド本人によるもの、プロデューサーには自身の他に、ジ・インターネットのスティーヴ・レイシー(Steve Lasy)、エミネムやカニエ・ウェストを手掛けたヒット・ボーイ(Hit-Boy)、同じくカニエを手掛けたアンソニー・キルホファー(Anthony Kilhoffer)、マックスウェルやビヨンセと仕事をしているメロー・X(Melo-X)、ケンドリック・ラマーを手掛けたラキー(Rahki)、ビヨンセやリタ・オラを手掛けたヘイズバンガ(HazeBanga)他、今後のR&Bシーンを支えるクリエイターが参加しています('-')

先行シングルはステーヴと共作によるジ・インターネットの延長線にある"All About Me"


キュートさとワイルドさの二面性を持つ歌声とキャラのギャップに毎回驚かされます。
彼女の歌声を知らずにジャケット買いして聴いたらジャケットを二度見してしまうでしょうねw

2ndシングルの"Body"は、90年代のR&Bを今風にリファインしたサウンドとシルクの様な肌触りを感じるシドのウィスパー・ヴォイスが魅力的な一曲に仕上がってます。


この他、足取りの重いビートにと憂いのあるヴォーカルが魅力の"Shake Em Off"、ジ・インターネットでも手腕を振るったニック・グリーン(Nick Green)による2 STEP風の変則ビートとスクラッチ気味で入るコーラスも面白い"Know"、多重録音でヴォーカルが反響する様な演出が面白い"Got Her Own"、鉄琴(?)を使ったシンプルなトラックをバックにブラック(6lack)との絡みがカッコイイ"Over"等、どれも聴き応えがあります。

個人的には2月までの中で本作が一番お気に入り!
彼女の声ずーっと聴いてられるんですよね~(*'▽')

このアルバムで来年グラミー賞の新人賞取らないかな~!




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