Hornheads / Hornheads ('94)

ニコル・ノッドランドの写真集の話を書いたら懐かしくなって「Come」~「The Gold Experience」のプリンス・モードに突入(*´д`*)
その流れで久しぶりにホーンヘッズのデビュー・アルバムを引っ張り出して聴いてます('∇')


曲リスト

01.Intermission I
02.New Dell Inn
03.Hornhead Blues
04.Tub O' Grease
05.Well You Needn't
06.One Last Touch
07.Interrupting Cow
08.Outtake
09.Waltz 4 Hornz
10.Twix Flambe'
11.Intermission II
12.Radio Remix - Waltz 4 Hornz
13.Radio Remix - Intermission

ホーンヘッズについて

ホーンヘッズの前身は、プリンスのホーン隊として'91年に結成。
お披露目となった'92年の"Diamonds & Pearlsツアー"の時点で、その頃は特に名前は無く”NPGホーンズ (NPG Hornz)”と紹介されました。

この時のメンバーは

  • マイケル・B.ネルソン:Michael B. Nelson [aka Mike Nelson] (Trombone)
  • デイヴ・ジャンセン:Dave Jensen (Trumpet, Flugelhorn)
  • キャシー・ジャンセン:Kathy Jensen [aka Kathy J.] (Alto & Baritone Sax)
  • スティーヴ・ストランド:Steve Strand (Trumpet, Flugelhorn)
  • ブライアン・ギャラガー:Brian Gallagher (Tenor Sax)

以降NPG HornzはNPG同様、メンバーが入れ替わりながらも受け継がれていきました。
レコーディングに参加したのはLove Symble O{+>からThe Rainbow Childrenまで参加、プリンス以外にもマイテチャカ・カーンラリー・グラハム等関連アーティストの作品にも参加しました。
一時離脱したものの’11年に再招集され、アンディ・アローのSuperconductorを始めART OFFICIAL AGEHITnRUN Phase Twoまで参加。
特に再招集された際は、マイケルがストリングのアレンジやプロダクションを担当する等プリンスに信頼されるブレーンの一人として活躍しました。

ホーンヘッズというグループは、この初期NPG Hornzが単独で活動する為に結成した名前です。
このグループにはブライアンは参加せずケニー・ホルメン:Kenni Holmen (Tenor sax)が加入しました。

アルバムについて

本作は'94年に制作されましたデビュー・アルバムです。
'94年と言えば、プリンスとワーナーの確執が表面化しComeをリリースした頃ですね。
ホーン隊として活動しない間、新たな実験的サウンドを模索しつつ発表する場を設けたのがキッカケじゃないでしょうかね。

注目すべきは何と言っても'95年にリリースされたライブ・ビデオThe Sacrifice Of Victor"House In Order"に内包する形で披露された”Intermission”と、The Gold Experience"Billy Jack Bitch"に使われた“New Dell Inn”の2曲でしょう('∇')




他にもムーディな"One Last Touch"、その名の通りホーンで織りなすワルツ曲"Waltz 4 Hornz"等、楽しい曲が収録されてます。



5人のホーンだけで作られた本作を聴けば、プリンスのバックで鳴ってた"あの音の元"を感じる事が出来る貴重なアルバムです('-')

ホーンヘッズと言えば2ndアルバム5 Heads Are Better Than 1で共演したセント・ポール・ピーターソン率いるSt. PAUL and THE MINNEAPOLIS FUNK ALL STARSのメンバーでもあります。

LP Musicもインスト・アルバムだった事だし是非ユニットを組んでアルバムを作って欲しいなぁ(・∀・)


オマケ

'06年に撮影されたライブの模様。
ここでは’04年のアルバムFat Lipからスティービー・ワンダーのメドレーを披露してます。
(動画サイズが小さいので演奏は見えづらいです)



ブライアン・ギャラガーについて

ホーンヘッズにブライアンは加入しませんでしたが、以降もプリンスのホーン隊として参加。
プリンスの元を離れた後は別のプロジェクトとして活動しましたが、残念な事に2016年3月に旅立ちました。

彼の家族は残された音源ででアルバムを制作する為、'16年9月にクラウドファンディングを立ち上げました。

詳しくは以前書いた↓をご覧ください。

NPG Hornsのブライアン・ギャラガーがライブCDを制作する為の支援をお願いしてます。



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