Music Evolution / Buckshot Lefonque ('97)

故マイルス・デイビスやスティング、パブリック・エネミーと共演したりスパイク・リーの映画では音楽監督以外にも役者としてもスクリーン・デビューをしたり・・・・もはやJAZZ界でも異端児の様なサックス・プレイヤー、ブランフォード・マルサリス
このアルバムは97年にリリースされた彼のヒップホップ・プロジェクト、バックショット・ルフォンクのセカンド・アルバムです。


曲名リスト

1. Here We Go Again
2. Music Evolution
3. Wasineveritis
4. James Brown(Part l & ll)
5. Another Day
6. Try These On
7. A Buckshot Rebuttal
8. My Way(Doin' It)
9. Better Than I Am
10. Paris Is Burning
11. Jungle Grove
12. Weary With Toil
13. Black Monday
14. Phoenix
15. Samba Hop
16. ...And We Out
17. Bonus Track

'94年にNASやジェイ・Zのプロデュースでも知られるDJプレミアとのタッグでClub JazzとHip Hopの融合というブランフォードらしい新しいアプローチのユニットを作りリリースされました。(他にもロイ・ハーグローブ等が参加)
今回はDJプレミアは参加せず(日本盤にはプレミアがリミックスした2曲+マシュー・パッカーのプロデュース2曲が収録されたボーナスCD付)ブランフォード本人のプロデュース作です。その代わりに、50スタイルズ:ジ・アンノウン・ソルジャーウィル・リーらが参加。ゲストにはグールー(G.U.R.U.)やデイヴィッド・サンボーン、そしてブランフォードの弟でもあるトロンボーン・プレイヤーのデルフィーヨ・マルサリスが参加しています。

アルバム全体はRAP/Hip Hop、R&B、ファンク、ジャズ・・・・あらゆるブラック・ミュージック・スタイルを聴く事が出来ます。
50スタイルズ:ジ・アンノウン・ソルジャーがCOOLなラップを聞かせるタイトル・ナンバーの"Music Evolution"やサンボーンとブランフォードの2人のファンキーなサックス・バトルにJBの声を使ったスピーディなスクラッチが魅力的な"James Brown Part 1&2)"、50スタイルズのラップと唸るワウ・ギターがファンク・ロックの"My Way"もカッコイイです。




スティーヴィー・ワンダーが歌ってもおかしくないアーバン・バラードの"Better Than I Am"等もアルバム全体のバランスを調整する為には丁度良いかもしれません。
DJプレミアが参加してない分、ヒップ・ホップ色は減った気がしますが、前作よりもバラエティに富んでいて楽しめる1枚だと思います。




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