ジャマイカ出身のミュージシャンで「Andru Donalds」('96)でデビュー。
デビュー曲の"ミシェール"が大ヒットしたので覚えてる方もいるかも。
本作は99年にリリースされた2年ぶりの3rdアルバムです。
曲名リスト
1. シンプル・オブセッション
2. ウェイティング・フォー・ザ・ハリケーン
3. オール・アウト・オブ・ラヴ
4. ジャスト・フォー・ワン・デイ
5. ラヴライト・イン・ユア・アイズ
6. ホールディン・オン・トゥ・ユー
7. ウィズアウト・ア・サウンド
8. パワー・オブ・ザ・ルーザー
9. ドリーム・オン
10. スノーウィン・アンダー・マイ・スキン
今回の特徴は、1st、2ndをプロデュースしていたエリック・フォースター・ホワイトから、エニグマのマイケル・クレトゥに代わった事です。
このプロデューサーの変更は如実に楽曲にも現れています。
今まではどちらかというと、アーバン・コンテンポラリーの雰囲気のする曲調に切ないヴォーカルといった感じでしたが、エニグマの持つアンビエント系のサウンドと融合する事で、今回はまるでシールやテレンス・トレント・ダービーを思わせるような"魂の叫び"のような感じが伝わってくるアルバムに仕上がってます。
既にシングル・カットされた"All Out Of Love"はエア・サプライの'80年のヒットしたラヴ・バラードをシンセ・サウンドやパーカッションで奇麗にアレンジされ、それにアンドルーの絶妙なヴォーカルが輝く逸品です。
他にもエアロスミスのデビュー・アルバムに収録された"Dream On"もおススメです。
オリジナルでは、いかにもエニグマらしい"Simple Obsession"とかレゲエ調のリズムにハウスを融合させた"Waiting For The Hurricane"も良いです。
2ndまでの作風が好きな人にとっては、この変貌に違和感を感じる方もいましたが、エニグマのアルバムにもゲスト参加するという関係からもこの選択はアリだったと思います。
日本ではその後大きく取り上げられる事はありませんでしたが、今年4月には「Trouble In Paradise」をリリースしていますので興味がある方はこちらも是非!
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