Secrets Of Flying / Johnny Kemp ('89)

ジョニー・ケンプが4月16日、出身地のバハマの海で亡くなったそうです。享年55歳。

thebahamasweekly.com - Bahamian legend, Johnny Kemp passes suddenly at age 55

今日はジョニーを偲んで彼の代表作「シークレット・オブ・フライング」を聴いています。



曲リスト

01.Just Got Paid
02.One Thing Led To Another
03.My Only Want Is You
04.Dancin' With Myself
05.Urban Times Medley:Inner City Blues (Make Me Wanna Holler)~Mercy Mercy Me (Ecology)
06.Feeling Without Touching
07.Just Like Flyin'
08.Dancin' With Myself (12" Version)
09.Dancin With Myself (Alt Mix)
10.Just Got Paid (Instrumental)
11.Just Got Paid (Dub Mix)
(9-11.はリマスター盤のボーナス・トラック)

ジョニー・ケンプについて

ジョニーは'86年に「Johnny Kemp」でデビュー。
デビュー・アルバム自体は大成功とは言えず、グレイス・ジョーンズやサマンサ・フォックス等のバック・コーラスをしつつ次のチャンスを待っていました。

2ndアルバムで大成功

そんな所に当時キース・スウェットのデビュー・シングル"I Want Her"のプロデュースで注目を浴びたテディ・ライリーと出会い、制作されたのが本作です。
プロデューサーにはテディの他にジーン・グリフィン、エグゼクティヴ・プロデューサーには前作を手掛けたカシーフが参加しています。

テディ・プロデュースしGUYのアーロン・ホールがソングライトに参加したシングル"Just Got Paid"は、当時”バウンシーなサウンド”と評され、後にニュー・ジャック・スウィングと呼ばれる独特なリズムで一世を風靡します('-')


テディ・ライリーにとってキースそしてジョニーでの成功が、翌年リリースされるGUYのデビュー・アルバムのベースになったといっても過言ではないでしょうね(*'-')

アルバムには2ndシングルでバラードの"One Thing Led To Another"の他、マーヴィン・ゲイの"Inner City Blues"と"Mercy Mercy Me"のメドレー"Urban Times Medley"、軽快で爽快感のある"Just Like Flyin'"等収録されています。



"Just Got Paid"が際立ち過ぎてる感もありますが、前作から踏襲しているバハマ出身の彼らしい明るいサウンドが聴けるアルバムで、今でもたまに引っ張り出して聴いていました。



デビュー・アルバムもボートラ付きで発売

ちなみに、上のリマスター盤に続き'13年にはデビュー・アルバムもリマスター+8曲のボーナス・トラック付きでリリースされました。


曲リスト
01.Just Another Lover
02.Can't Get Enough
03.Anything Worth Having (Is Worth Waiting For)
04.Lady In The Shadow
05.Bring Your Love Around
06.Cover Girl
07.All Night
08.Penthouse Lover
09.Cover Girl (Vocal 12'' Mix)
10.Cover Girl (7'' Version)
11.Cover Girl (Instrumental Version)
12.Anything Worth Having (Is Worth Waiting For) (Instrumental Version)
13.Anything Worth Having (Is Worth Waiting For) (7'' Version)
14.Just Another Lover (Extended Remix)
15.Just Another Lover (Instrumental Version)
16.Just Another Lover (7'' Version)
(9-16.はリマスター盤のボーナス・トラック)

こちらはカシーフらしい爽やかなR&Bアルバムでコッチも気に入ってます('-')


この2作の後、'89年の映画『SING』のサントラにも参加。



個人的には”いつか再起を”と願ってたアーティストだっただけに残念でしかたがありません。
ご冥福をお祈りします。


【追記】

先日行われた「トム・ジョイナー・クルーズ」でテディ・ライリーがジョニー追悼のパフォーマンスをしたので貼っておきます。



【オマケ】

ニュー・ジャック・スウィングと言えば、'08年にリリースされた「New Jack Swing GOLD」がオススメです。
2枚組の中にキースやジョニーの他、GUY、ニュー・エディション(ソロも含む)、エル・デヴァージ等、色々なミックスが収録されています('-')




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2 件のコメント :

  1. とてもショックなニュースでしたね。
    ご冥福をお祈りいたします。

    ちなみに、ご存じかも知れませんが、ジョニーは『ミュータント・タートルズ』のサントラにも一曲提供しています。

    ニュージャックスイングのアーティストで、一番好きな人でした。

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    1. 私もニュー・ジャック・スイングと言えば彼を最初に思い出す位好きでした。
      ホント残念ですね。

      『ミュータント・タートルズ』は90年代のヤツですよね^^
      すっかり忘れてました!

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