Invincible / Michael Jackson ('01)

今日はマイケル・ジャクソンの命日('58/08/29-'09/06/25)ですね。
生きていればまだ57歳か・・・
あれから6年経ちますが訃報を聞いた時の衝撃は今でも忘れられないです。

マイケルのアルバムはOff The WallBADXscapeとちょいちょい書いてますが今日は生前に作られた最後のアルバム「インヴィンシブル」を聴いています。


曲リスト
01.Unbreakable
02.Heartbreaker
03.Invincible
04.Break Of Dawn
05.Heaven Can Wait
06.You Rock My World
07.Butterflies
08.Speechless
09.2000 Watts
10.You Are My Life
11.Privacy
12.Don't Walk Away
13.Cry
14.The Lost Children
15.Whatever Happens
16.Threatened

'97年のリミックス・アルバム「Blod On The Dance Floor」はありましたが、アルバムとしては'95年の「History」以来実に6年振りの作品です。

当初'01年の初めにはリリースされると噂されていましたが楽曲の差し替えが加わり最終的に出来上がった本作は"King Of Pop"に相応しい楽曲と豪華なキャスティングによる充実した内容になっています。

プロデューサーにはかねてから噂のあったロドニー・ジャーキンスをメインに、R・ケリー、ベビーフェイス、テディ・ライリー等が脇を固め、ゲストにはノトーリアスB.I.Gやカルロス・サンタナ等が華を添えています。

開幕曲の"Unbreakable"は、強烈なビートを効かせたサウンドをバックにシャウト気味のマイケルのヴォーカルが炸裂!バック・ヴォーカルにはブランディを起用し、間奏には2回目の共演となるノトーリアスB.I.Gのラップが挿入された話題性十分の楽曲でした。


続く当時流行ったシンコペートのチキチキ・リズムと分厚いファンク・サウンドの乗せ絞り出す様に歌うマイケルのヴォーカルがCOOLな"Heartbreaker"、浮遊感のある独特なリズムが延々ループするサウンドが耳に残るタイトル・トラックの"Invincible"とロドニーのプロデュースらしい3曲が前半からグイグイ引き込まれて行きます。

アゲアゲにしといてDr.フリーズと共同プロデュースによるゆったりとしたミディアム・スローの"Break Of Down"と、テディ・ライリーお得意のダウン・ビートの"Heaven Can Wait"で緩急を付ける流れはマイケルのお得意の手法ですね(*'-')

中盤以降では、MVにも登場するクリス・タッカーが共演する先行シングルの"You Rock My World"、'00年辺りから急速にブームになった”ネオ・ソウル・ブーム”に乗っかった形になる"Butterflies"、いかにもベビーフェイスらしいストリングスを使った美しい楽曲の"You Are My Life"、清涼感のあるサウンドとマイケルのバランスが秀逸なR・ケリーの"Cry"、サンタナの哀愁のあるギターのメロディとラテンっぽいサウンドとマイケルとの共演という豪華な"Whatever Happens"等、”バラエティ豊富”な作品が数多く収録されています。




100曲位あった候補曲から絞り込んだという事で、この”バラエティ豊富”が統一感に影響を及ぼしていると思いますが、逆に”音楽をやりたい!”というマイケルの熱が伝わってくるアルバムでした。

ただこのアルバムを持ってしてもゴシップの波に呑まれ3枚目のシングル"Butterflies"は配給元のソニーからろくなプロモーションも行われなかったという可哀相な扱いでした。


というか、マイケルのアルバムなのにアルバムからたった3枚しかシングル・カットされないというのは異常でしたね・・・
冒頭の”Unbreakable”もシングル候補だっただけに豪華なMVを見て見たかったなぁ(´・ω・`)

ちなみに"Butterflies"は作曲者のマーシャ・アンブロシウスが在籍しているフロエトリー(Floetry)のアルバムFloeticにセルフ・カヴァーとして収録されています('-')



当時このアルバムが最後になるとは誰も予想しなかったでしょうね・・・

ほんと残念です。





【オマケ】
マイケルと言えば、'13年にiTunes限定でリリースされた「The Indispensable Collection」「The Ultimate Fan Extras Collection」がありましたよね。

「The Indispensable Collection」は、生前のスタジオ・アルバム「Off The Wall」、「Thriller」、「Bad」、「Dangerous」、「HIStory」、「Blood On The Dance Floor/HIStory In The Mix」、「Invincible」に加え最高傑作と言われたライブ盤「Live At Wembley - July 16, 1988」の8枚組104曲で1万円という価格。
どれも持ってない人にはお得なパックですね(*'-')



「The Ultimate Fan Extras Collection」は、「Off The Wall」、「Thriller」、「Bad」それぞれの記念盤に収録されてた未発表+デモ曲に加え、「Ultimate Collection」や「This Is It」等のレア・トラック、そしてシルク・ドゥ・ソレイユによる「Immortal」等の音源162曲を収録。
こちらは1万5千円と少々高いですがマニアには貴重な音源が収録されて欲しい1枚ですね(*'-')




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2 件のコメント :

  1. KIDさんが選ぶマイケルは一味違いますね!
    聴いたこと無いのばかりでした。
    マイケルのダンスはマイケルだけのものですね~!いつみてもカッコイイ。
    もう6年なんですね。

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    1. マイケルのアルバムだとやっぱり「オフ・ザ・ウォール」、「スリラー」、「BAD」になりますもんね~

      "You Rock My World"もあれだけ気合いが入ってるのに知名度イマイチなんですよね(*_*)
      ほんと後期のマイケルにもっとスポット当てて欲しいです!

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