SOLO / SOLO ('95)

ジャム&ルイスのPerspectiveから'95年にデビューしたボーカル+アコースティック・ベースで構成されたグループ、SOLOが4 Bruthas and a Bass以来17年振りに新作アルバムをリリースするという事で、久し振りにデビューアルバムを聴いています。

by カエレバ

曲名リスト
1. What A Wonderful World (Sam Cooke cover)
2. Back 2 Da Street
3. Blowin' My Mind
4. Cupid (Sam Cooke cover)
5. Heaven
6. Xxtra
7. It's Such A Shame
8. He's Not Good Enough
9. Another Saturday Night/Everybody Loves to Cha Cha (Sam Cooke cover)
10. Where Do U Want Me To Put It
11. Keep It Right Here
12. I'm Sorry
13. Under The Boardwalk (The Drifters cover)
14. In Bed
15. (Last Night I Made Love) Like Never Before
16. Prince Street
17. Holdin' On
18. A Change Is Gonna Come (Sam Cooke cover)

今ではディアンジェロやマックスウェル、エリカ・バドウ達のサウンドを”ニュー・クラッシク・ソウル”と呼ぶ事がありますが、最初にこの言葉をアルバムに記載したのは彼らだと思います。

ただ、ここで言う”ニュー・クラッシク・ソウル”はディアンジェロ達とはちょっと解釈が違います。
クラッシック・ソウルを新しい解釈で進化させたディアンジェロ達に対し、SOLOは正統進化という印象を受けます。

アルバムの中身は、サム・クックやドリフターズ等のカヴァーとオリジナル・ナンバーを織り交ぜて構成されてます。



アルバム全体で流れるジャム&ルイスのソウル・スタンダードを再構築している巧みな手腕もさることながら、ストリート・パフォーマンスで培った彼ら4人のヴォーカル・ワークの見事さが、このアルバムの完成度をグッっと引き上げています。

ドゥワップ調のアカペラが光るサム・クックの名曲"What A Wonderful World"からスタートし、"Back 2 Da Street"ではジャム&ルイスのサンプリングが光る'90年代SOULへと流れる辺りは、過去の音楽に敬意をはらい、そして新しい音楽へという風に感じさせます。

他にもシングル・カットされた"Where Do U Want Me to Put It""Heaven""He's Not Good Enough""Blowin' My Mind"等、どれも新しいのに懐かしい雰囲気を味わう事の出来るアルバムです。






新作「3.0 Rebooted」はクラウドファンディングで製作資金を調達。
6月19日に一般販売されますが現時点ではデジタル配信のみの様です。

by カエレバ



リリース形態は7曲入りのスタンダード盤と15曲入りのデラックス・エディションで、オフィシャルのSoundcloudページでは”MF Keeper (Adult Edit)”以外は全曲フル試聴出来ます。



”MF Keeper (Adult Edit)”公式サイトで聴けます。)








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2 件のコメント :

  1. これは懐かしいですね!

    一時期、Jam & Lewis関連を集めていたのですが、確かにD氏やエリカ嬢とは違う解釈でのNew Classic Soulを奏でていましたね。

    確か路上演奏をしているところをスカウトされたんでしたっけ?

    サードアルバム楽しみです!

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    1. 元はストリート・ミュージシャンでスカウトされたって読んだ事あります^^

      サード・アルバムをSoundcloudで聴いてみましたが良さげですね。

      まだ詳細なクレジットが不明なんですがジャム&ルイスは絡んでるんでしょうかね~

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