ハイスクール時代、プリンスはアンドレ宅に居候して一緒に音楽活動をやっていただけに昨年の出来事はアンドレにとって耐え難いものだったと思います。
そんなアンドレが’14年の「The Stone」以来、2年2ヶ月振り新作をリリースします。
(ダウンロード版は4/7、CDは4/14→4/21に変更)
曲リスト
01.We All Need Somethin'02.Money
03.California Way
04.Already There
05.Breathin' Out Breathin' In
06.It's Rock and Roll Man
07.Point and Click
08.Black Lives Matter
09.It Ain't Much
10.Black Man In America
11.1969
12.Is That You
アンドレ・シモーンについて
以前も書きましたが改めてアンドレ・シモーンのここ数年の活動を簡単にまとめておきます('-')暫く音楽活動から身を引いていたアンドレですが、'12年9月にオバマ大統領の再選キャンペーンを援助する為の楽曲"America"を発表。
'13年には、フロリダ州サンフォードでアフリカ系少年トレイヴォン・マーティン君(17歳)が自警団を名乗る28歳のヒスパニック系男性に一方的に射殺された事件があった時に"Trayvon"というメッセージ・ソングを無料配信&募金という形で配信しました。
同年12月、久しぶりにアルバムをリリースする為、クラウド・ファウンディングで資金援助を受け、'14年2月に「AC」('85)以来の新作「The Stone」をリリース。
15年2月には"Bounce"、8月にはジョン・レノンのカヴァー"Give Peace A Chance"と精力的にシングルをリリースします。
昨年9月には4曲入りのミニ・アルバム「Black Man In America EP」をリリース。
収録曲はタイトル・トラックそしてアートワークからも判る通り、どれも昨今の黒人の人権問題に対するメッセージ・ソングです。
オリジナル3曲に加え、ラストはレナード・コーエンの'84年のアルバム「Various Positions」に収録された"Hallelujah(ハレルヤ)"をカヴァー。
個人活動とは別に、昨年はThe Revolutionの再結成ライブに参加し話題、最近もOriginal NPGに参加したりと注目を集めています。
アルバムについて
さて、新作ですが現在判っているのは、カリフォルニア州のConey Island Studioで録音。プロデュース&ソングライトはアンドレ・シモーン(Andy Cymone)によるもの。
バンド・メンバーは...
- アンドレ・シモーン(Andre Cymone) [Guitar, Bass, Keyboards]
- ニック・アダムス(Nick Adams) [Drums]
- クリス・バスケス(Chris Vasquez) [Guitar]
- デヴォン・イアン・パングル(Devon Ian Pangle) [Guitar]
- クラーク・ダーク(Clark Dark) [Bass]
”Black Man In America”は前回のEPからアルバムに収録、他は新曲で先行で"Money"が公開されています。
プリンスと同じ1958年生まれアンドレが11歳の頃に聴いていたジミー・ヘンドリックス、ザ・バーズ、ローリング・ストーンズ、ビートルズといったサイケデリック・ロックに影響で制作された原点回帰的アルバムで、疾走感のある"We All Need Somethin'"を筆頭に、サイケデリック・ロック感満載の"Mooney"やブール・ロックの"It's Rock and Roll Man"、前述の"Black Man In America"、そしてプリンスと出会った頃に聴いていた音楽を思い出す様に歌うタイトル・トラックでもある"1969"等、プリンスの意志を継ぐかのような完成度を誇るアンドレの”今”を切り取ったアルバムです。
1958年6月27日生まれのアンドレにとってタイトルの1969は11歳の頃。
彼のページの文章からもプリンスとの思い出を込めた歌詞になっていると思われます。
レニー・クラヴィッツとかが好きな人にはハマるんではないでしょうか?!('-')
オフィシャル・サイトについて
↓のアンドレのオフィシャル・サイトでも可能です。購入する際は↓の"Pre-order"をクリックします。
価格は最低価格$10からの投げ銭方式で、仮に$10(USD)で購入する場合、配送料$13.75が加わり$23.75(¥2,741)となります。
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