Lovers Rock / Sade (’00)

今日はシャーデーのヴォーカル、シャーデー・アデュの53歳の誕生日(1959年1月16日)です。

シャーデーと言えば、やはりデビュー作の「ダイアモンド・ライフ」の衝撃は忘れられませんね。

Diamond LifeDiamond Life
Sade

曲名リスト
1. Smooth operator
2. Your love is king
3. Hang on to your love
4. When am I gonna make a living
5. Frankie's first affair
6. Cherry pie
7. Sally
8. I will be your friend
9. Why can't we live together

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ナイジェリア生まれイギリス育ちのヘレン・フォラセイド・アデュことシャーデー・アデュの魅力が詰まったこのアルバムは彼女の作品の中でも一番聴いたと思います。

ただ、思い入れとなると'00年にリリースされた5thアルバムの「Lovers Rock」です。

ラヴァーズ・ロックラヴァーズ・ロック
シャーデー

曲名リスト
1. バイ・ユア・サイド
2. フロウ
3. キング・オブ・ソロウ
4. サムバディ・オールレディ・ブローク・マイ・ハート
5. オール・アバウト・アワ・ラヴ
6. スレイヴ・ソング
7. ザ・スウィーテスト・ギフト
8. エヴリー・ワード
9. イミグラント
10. ラヴァーズ・ロック
11. イッツ・オンリー・ラヴ・ザット・ゲッツ・ユー・スルー

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元々アルバムのリリース間隔が長いアーティストなのですが、'92年の4thアルバムの「Love Deluxe」から2年経った'94年にベスト盤がリリースされた為に一時は引退の噂が流れました。
”このまま終わるのか・・・”と思っただけに8年の沈黙を破り久々にオリジナル・アルバムがリリースされた時は嬉しかったです。

まぁ、このアルバムから次の最新作の「Soldier Of Love」まで10年かかったんですけどね・・・

この長い空白があったにも関わらず、"シャーデー節"と言われた彼女独特のスモーキーな声と緩やかな歌唱法は磨きがかかり、円熟を増した気がします。

サウンド面では、今までのジャジーなスタイルを踏襲しつつ、"The Sweetest Gift"や"King Of Slow"の様に極端なまでに音数を減らしたアコースティック・サウンドが印象的です。



またシャーデーが一時期ジャマイカに住んでいた影響もあり、"All About Our Love"や"Loveers Rock"の様にタイトルでもあるラヴァーズ・ロック(UK発スロー系レゲエ)のスタイルも導入しています。



歌詞は、"Immigrant"や"Somebody Already Broke My Heart"の様にどちらかと言うと物悲しい歌詞が多かったのですが、今作では1stシングルの"By Your Self"や"Flow"、タイトル・トラックの"Lovers Rock"の様にストレートではないものの彼女らしい愛の表現を歌っています。
この変化は、恋人や娘(アイラ)の誕生等が少なからず影響しているのでしょう。



女性として、また母親としての成長が全体に伺えるしっとりとした浮遊感を感じさせるアルバムだと思います。

シャーデーの良さは、どれだけブランクがあっても”シャーデー”というスタンスが変わらない事だと思います。
また次回作まで長く待たされると思いますが、これもまた楽しくなってきました(*'-')



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