I Feel For You / Chaka Khan ('84)

今日はチャカ・カーンの59歳の誕生日(1953年3月23日)です。

'72年にルーファスのヴォーカリストとして起用、その類稀なヴォーカルで"Seeet Thing"('75)や"Ain't Nobody"('83)が大ヒット、'78年にグループとは別にソロでリリースした1stアルバム「Chaka-恋するチャカ-」ではホイットニー・ヒューストンのカヴァーでも知られる"I'm Every Woman"等をヒットさせたチャカ・カーン。

余談ですが、"Ain't Nobody"というと、映画『ブレイク・ダンス』のこのシーンが大好きでした('-')



前述の「恋するチャカ」も良いのですが、今回は多くのリスナーに受け入れられた'84年の「フィール・フォー・ユー」をご紹介します。


曲名リスト
1. This Is My Night
2. Stronger Than Before
3. My Love Is Alive
4. Eye To Eye
5. La Flamme
6. I Feel For You
7. Hold Her
8. Through The Fire
9. Caught In The Act
10. Chinatown


プロデューサーには、これまで彼女を支えてきたアリフ・マーディン他、デヴィッド・フォスター、ラス・タイトルマン、ロビー・ブキャナンらが務め、ゲストにはスティーヴ・ルカサー、マイケル・センベロ、スティーヴィー・ワンダーら豪華な顔ぶれが脇を固めた作品です。

当時流行ったエレクトリック・サウンドを全面に使ったダンス・ナンバーにチャカの圧倒的なパワーが炸裂する"This Is My Night"から始まり、バート・バカラック、キャロル・ベイヤ・セイガー、ブルース・ロバーツ3人の共作によるメロウなミディアム・スローの"Stronger Than Before"、シンプルで軽快なリズム・トラックとギターの音色に乗せて押さえ気味のヴォーカルがピッタリのダンス・ナンバー"Eye To Eye"と前半からパワフルな曲やオーソドックスな楽曲を織り交ぜた作りになっています。





後半にはグランド・マスター・メリー・メルのラップやS・ワンダーのハーモニカで彩った本アルバムのタイトル・トラックでプリンスの「愛のペガサス」('79)に収録された"I Feel For You"他、TOTOのS・ルカサーとS・ポーカロが参加した"Hold Her"、いかにもD・フォスターらしいメロウなラヴ・ソングでチャカの高揚感のあるヴォーカルが魅力的な"Through The Fire"等、良い楽曲が詰まっています。





チャカとプリンスの交流は、チャカが不遇だった90年代にプリンスのレーベルNPG Recordsに誘いアルバム「Come 2 My House」('98)をリリースしたり、プリンスのライブに客演する等、お互いがリスペクトしているのがよく判りますね。





'07年にメアリー・Jをフューチャリングした"Disrespectful"と同曲を収録したグラミー受賞アルバム「Funk This」にもプリンスのカヴァー曲"Sign 'O' The Times"が収録。しかもプロデューサーはジャム&ルイスというサプライズ!




久々にメジャー・ヒットをした本作も良い曲が収録されていますので興味がある方は聴いてみて下さい(*'-')







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