さて、今日は私の一番好きなアーティスト、プリンスの54歳の誕生日(1958年6月7日)です。
日本でのデビュー作で2ndアルバム「愛のペガサス」('79)を当時聴いた時は、まだ彼の凄さをそれ程体感した訳ではありませんでしたが、毎年リリースされる変幻自在のアルバム構成に徐々に魅了されて行き、今ではどっぷりハマっています('-')
50代で未だ現役でライブしているアーティストは数多くいますが、これ程密なスケジュールでライブ後には2時間弱のアフター・ショウまでプレイするアーティストはプリンス位じゃないでしょうか。
数あるプリンスの作品の中で1枚紹介するのは難しいですが、私が一番好きなのは'87年にリリースされた「サイン・オブ・ザ・タイムス」です。
サイン・オブ・ザ・タイムズ(紙ジャケ SHM-CD)
プリンス
曲名リスト
1. サイン・オブ・ザ・タイムズ
2. プレイ・イン・ザ・サンシャイン
3. ハウスクウェイク
4. ドロシー・パーカーのバラッド
5. イット
6. スターフィッシュ・アンド・コーヒー
7. スロウ・ラヴ
8. ホット・シング
9. フォーエヴァー・イン・マイ・ライフ
1. ユー・ガット・ザ・ルック
2. イフ・アイ・ウォズ・ユア・ガールフレンド
3. ストレインジ・リレイションシップ
4. プレイス・オブ・ユア・マン
5. ザ・クロス
6. ビューティフル・ナイト
7. アドア
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'84年の主演映画『パープル・レイン』の成功により、一気に知名度がアップしたプリンス。
ワーナーもファンも同じ路線のアルバムを期待していましたが、「Around the World in a Day」、に「Parade」と良い意味で期待を裏切る作品をリリースしました。
但し、この「Parade」が使用された2回目の主演映画『アンダー・ザ・チェリー・ムーン』が商業的に大失敗した事もあったのかザ・レボリューションを突如解散してしまいます。
一人になったプリンスはレコーディング・スタジオに籠り1年後にリリースしたのが本アルバムです。
自身のレーベル・アーティストのアルバムを制作しつつ作った「1999」以来、久しぶりの2枚組みのアルバムは、バラエティに溢れた作品に仕上がっています。
1stシングルの"Sign Of The Times"で見せるビートの強いR&B調のサウンドに乗せた精神的な歌詞、その後一変して流れるロック・ナンバーの"Play In The Sunshine"で弾けたと思えば、今度はファルセットを織り交ぜて歌うファンキーなファンク・ナンバーの"Housequake"等々、彼ならではの多彩なサウンドのオンパレードです!
他にもサイケっぽい"Starfish And Coffee"やシーナ・イーストンとデュエットし、シーラ・E重いドラム・ビートがカッコイイ"U Gut The Look"、そしてラストはソウル・バラードの"Adore"どれをとってもクオリティの高い作品が凝縮された内容になっています。
このアルバムと同時期に、同タイトルのライブ・ドキュメンタリー映画(87年6月のヨーロッパ最終公演)も発売されています。
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プリンスの本領はライブならではのアレンジと一糸乱れぬバンドとの一体感です。
まだ観た事がない方は是非映像もご覧下さい。
【オマケ】
"Starfish And Coffee"と言えば、「マペット放送局」でのパフォーマンスが一番気に入ってるので貼っておきます('-')
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