キース・エマーソンと言えば、映画『ゴジラFINALWARS』や『幻魔大戦』等、日本の映画音楽も提供しているので耳馴染みも方も多かったでしょうね。
死因は自殺で、近年右手の神経性障害に苦しんでいたそうで8本の指でしかキーボードを弾けなくなった事で鬱状態になったらしく、それが引き金になったと言われています。
エマーソン、レイク&パーマーはキース・エマーソン(key)、グレッグ・レイク(bass,vo)、カール・パーマー(drum)の三人の名前で70年に結成。ファンの間では名前が長いので頭文字を取ってELPと呼ばれていました。
ELPと言えば「Tarkus (タルカス) 」や「Pictures At An Exhibition (展覧会の絵)」といった名盤が色々あるけれど、'84年に1枚だけリリースされたエマーソン、レイク&パウエルのアルバムもお気に入りの一枚でした。
エマーソン、レイク&パウエル
USMジャパン 2013-03-20
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曲リスト
01.The Score
02.Learning To Fly
03.The Miracle
04.Touch And Go
05.Love Blind
06.Step Aside
07.Lay Down Your Guns
08.Mars, The Bringer Of War
09.The Loco-Motion (ボーナス・トラック)
10.Vacant Possession (ボーナス・トラック)
ELPは'80年に解散、キースは冒頭に書いた通りソロ・アルバムと映画音楽、グレッグも同じくソロとバンド"PM"、そしてカールはエイジアを結成する等それぞれに活躍していました。
80年代中盤位から再結成の声が高まり、キースとグレッグは乗り気だったのですがカールはエイジアの成功で興味を示しませんでした。
そこでジェフ・ベック、マイケル・シェンカー、ホワイトスネイクと有名バンドでドラムを担当していたコージー・パウエルが参加して結成されたのがエマーソン、レイク&パウエルです。
ここで問題になるのがバンド名。
パウエルもパーマーと同じファミリー・ネームが”P”で始まるので”ELP”となるのでバンドとしては問題ないのですがカール・パーマー的には”Pなら誰でもいいんかい!”って変な誤解を与えてしまい訴訟問題に発展。
結果カール・パーマー側が勝訴し公式には”ELPではない”って事になってます。
彼らの事を知らない人もワールド・プロレスリングのテーマ曲に使われていた"The Score"を聴いた事がある方は多いと思います('-')
聴く者を圧倒するキースのキーボード、グレッグの伸びのある低音ヴォイス+ベース、そしてパワフルなコージのドラムは新生ELPを印象付ける最高のオープニング・ナンバーだと思います。
他にも今でもよくTV番組のSEで使われる"Touch and Go"やホルストの「惑星」のオープニング曲の"Mars, The Bringer Of War (火星、戦争をもたらす者)"のカヴァー等、メジャーな曲も多く収録されています。
今でも耳馴染みの曲があるんですが、当時は商業的に成功しませんでした。
多分、プログレ・ファンにはハード・ロック畑で活躍していたコージー・パウエルのドラムが強すぎたのかもしれませんね~(´・ω・`)
ちなみに再版されたバージョンにはプログレ・バンドとは思えないリトル・エヴァが歌った"The Loco-Motion (ロコ・モーション)"のカヴァーが異彩を放ちますw
この後ELPとしては'92年から'94年、そして2010年7月25日に一夜限りの再結成を行いました。
久し振りに歴代ELPのアルバムを聴いてますが、どれも名盤揃いだったな~と痛感。
4月には来日公演が控えていただけに待ち望んだファンも辛いでしょうね。
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