Without Vertigo / Glen Scott ('99)

今日は久し振りにUKソウル・シンガー、グレン・スコットのデビュー盤「ウィズアウト・ヴァーティゴ」を引っ張り出して聴いてます('-')

曲リスト
01.Heaven
02.Without Vertigo
03.My World
04.Wet Supermodel
05.Valentine Malloy
06.A Piece Of My Heart
07.Easy
08.It's Alright
09.Delusions Of Grandeur
10.Cold Flame
11.The Way I Feel
12.My Protection
13.Superstar

ロンドン出身で牧師の父と教師の母というお堅い環境で育ったグレンは父親の勧めでレゲエ・ゴスペル・バンドに参加。そこでどっぷり音楽にのめり込んだそうです('-')

'93年頃からキーボーディスト兼ヴォーカリストとし活動し、デズリー(Des'ree)やブロウ・モンキーズのDr.ロバートのアルバム等に参加。
'97年にa-ha等を手掛けたプロデューサーのマーティン・テレフェ(Martin Terefe)と出会い、2年の歳月をかけて完成させたのが本作です。

マーティンが共同プロデューサーとしてクレジットされていますが、実質はグレンのセルフ・プロデュース。
またストリング等で数人のミュージシャンを起用しているものの、得意のキーボードの他にギター、ベース、ドラム、パーカッション等々殆どの楽器を自らプレイするというマルチ・ミュージシャンとしての才能も見せています。

暖かい日差しが差し込んでくる様なサウンドとカーティス・メイフィールドの様なファルセットを使ったヴォーカルの組み合わせがテレンス・トレント・ダービー辺りを想像させるデビュー・シングル"Heaven"を筆頭に、前曲同様スピリチュアルな歌詞で抑揚のあるヴォーカルが特徴的なタイトル・トラックの"Without Vertigo"、サイケデリック・ソウルとでも表現したが良さげな"Valentine Malloy"、軽快なオルガンとファンキーな歌い方が特徴的な2ndシングルの"Easy"、後半にはクリスチャンのグレンらしい詩的な歌詞が特徴的で5分半と長尺な"Cold Flame""The Way I Feel"の2曲も印象的です。

全体的に70'Sソウル・マナーをベースにR&B、ファンク、ドラムンベース、ジャズ、ゴスペルといったエッセンスを上手くミックスしたアルバムです。

↓のオフィシャル・チャンネルで全曲視聴出来ます。


このアルバム以降、「The Deafening Silence」('00)、SOULRIDER('02)、Trust The Dawn('09)と3枚のアルバムをリリース。




個人的にはどれも大好きなアルバムなんですが、「The Deafening Silence」オフィシャル・サイトのみでSOULRIDERは本国のamazonにも関わらず日本の帯付きが売ってあるという状況です。
(iTunesでは「Without Vertigo」のみの販売)

近年はバック・ストリート・ボーイズ、メアリー・J・ブライジ、クレイグ・デイヴィッド等のプロデュース業の他、キーボーディストやバック・ボーカリストと裏方の仕事が多くなってますが、ソロとしてBURNING UPというアルバムを制作中なのでリリースが待ち遠しいです(*'-')




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2 件のコメント :

  1. 心地よいメロディがいいですね。
    雑誌読みながら流れていても邪魔にならないけれど、なぜか印象に残るみたいな・・
    素敵です。

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    1. UKソウルはUSに比べて洗練されてますし聴きやすいですよね(^_^)

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