The Heart Speaks in Whispers / Corinne Bailey Rae ('16)

昨日シディベを聴いて心が少し穏やかになったので、”女性で耳馴染みの良い”路線って事でコリーヌ・ベイリー・レイの新譜を聴いています。


曲リスト

1.The Skies Will Break
2.Hey, I Won't Break Your Heart
3.Been To The Moon
4.Tell Me
5.Stop Where You Are
6.Green Aphrodisiac
7.Horse Print Dress
8.Do You Ever Think of Me?
9.Caramel
10.Taken by Dreams
11.Walk On
12.Night
13.In the Dark
14.Ice Cream Colours
15.High
16.Push on for the Dawn
17.Hey, I Won't Break Your Heart (Live at Capitol Studio)
12-16はデラックス・エディション、17は日本盤・一部海外流通盤のみのボーナス・トラック

ハービー・ハンコック制作のジョニ・ミッチェル・トリビュートのRiver: The Joni Letters」('07)やポール・マッカートニーのカヴァー・アルバムArt Of Paul McCartney('14)等で名前を見ていたので気にしていませんでしたが、自身のアルバムとしては'10年のThe Sea (あの日の海)から6年振り、親交のあったプリンスの名曲"I Wanna Be Your Lover"のカヴァーを含めた5曲入りEP「The Love EP」からだと5年振りとなります('-')

夫でサックス・プレイヤーとしてアルバムに参加していたジェイソン・レイを'08年に事故で亡くしましたが、デビュー作から彼女を育てたプロデューサーのスティーヴ・ブラウンと'13年に再婚。
プライベートも充実し、デビュー10周年という記念の年という事で新しい門出となるアルバムです('-')

ゲストにはマーカス・ミラー、ポール・ジャクソン・ジュニア、ピノ・パラディーノ、ジェームス・ギャドソン、エスペランサ・スポルディングといった豪華な顔ぶれが揃っています。

2月に先行公開されたシングル"Been To The Moon"は、所謂オーガニック・ソウルと言われた彼女とはまた違った幻想的なサウンドを身にまとった新しいコリーヌの一面が聴けます。


この曲はプリンスのお気に入りだったミネアポリス出身のKINGの中心人物パリス&アンバーのストローサー姉妹がソングライトとモーグやキーボード等で参加、姉妹はこの他にも"Tell Me""Green Aphrodisiac""Horse Print Dress"と要所要所で彼女達特有の楽曲とコーラス・ワークで全体に良いアクセントを出しています('-')


そういった変化がありつつも"Stop Where You Are"の様な従来路線の情感豊かな楽曲もあり、非常に心地いいです^^


変わった所では、アシュフォード&シンプソンのヴァレリー・シンプソンをソングライターに迎え、カーティス・メイフィールドの"The Making Of You"をモチーフにしたフォーキーな"Do You Ever Think of Me?"も魅力的な一曲です。

これまで春の木漏れ日の様なアルバムでしたが、今作は少しダークでアーティスティックな方向にチャレンジしたアルバムだと思います。
個人的にはこの変化はアリなんでお気に入りの一枚になりそうです('-')

しかし、コリーヌ、エスペランサ、KINGとプリンスと接点を持った女性アーティストが一つの作品で一緒になる・・・ほんと素敵です(*'-')





【補足】
iTunesのデラックス盤には17曲目は未収録です。

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