先日のジョージ・マイケルに続き、昨日はフランスを代表するシンガー・ソングライターで俳優のピエール・バルーが28日に永遠の存在になりました...
ピエール・バルーでピンと来ない人でも'66年制作のフランス映画『男と女』の"Un homme et une femme"は聴いた事ある方が多いと思います。
”シャバダバダ~シャバダバダ~♪”のスキャットが印象的な同曲を歌ってるのが出演しているピエール・バルーと、『愛と哀しみのボレロ』等で歌ってるニコール・クロワジールです。
ボサノヴァを取り入れた”フレンチ・ボサ”の立役者で、彼が築いたサウンドはクレモンティーヌ等に受け継がれていきました('-')
今日聴いているのは'83年にリリースされた「Le Pollen(花粉)」です。
曲リスト
1.L'autre rive
2.Pépé
3.Sans parler d'amour
4.Perdu
5.La lettre
6.Le pollen
7.Parenthèse
8.Les uns et les autres
9.Saint Paul de Vence
10.Demain
11.Boule qui roule
9.11はリマスター化された際に追加
80年代のピエールが置かれた状況は決して好調とは言えませんでしたが、日本のプロデューサー立川直樹氏との出会いがキッカケで日本でアルバムをレコーディングしたのが本作です。
レコーディングに参加したメンバーがとにかく豪華!
ピエールのファンだったYMOの高橋幸宏や加藤和彦を始め、ムーンライダース、清水靖晃率いるマライア、清水信之・・・と有り得ない面子です。
作詞は全てピエール・バルー、作曲も一部参加してますが2は加藤和彦、3,6は高橋幸宏、7は清水靖晃が作曲、編曲は全て日本アーティストが担当。
"Sans Parler D'amour (愛を語らずに)"のストリング編曲には坂本龍一が参加しています。
アルバムには映画『愛と哀しみのボレロ』のテーマ曲"Les uns et les autres"がもっとも売れた曲ですかね?!
タイトル・トラックの"La lettre (花粉)"では間奏で作曲者の高橋幸宏さんと二人で好きな人を言い合うってシーンが印象的です。
ちなみにこの曲は当時セゾンカードのCMで使用されてたので聴いてる方も多いかもですね。
などのメンバーがサポートした。セゾンカードのコマーシャル『一緒なら、きっと、うまくいくさ』に、表題作『花粉』が使用された。 翌年リリースされた『シエラ』アルファレコードでは、大貫妙子、
この他、清水靖晃らしいストリングが美しい"L'autre rive (むこう岸)"や"Parenthèse (孤独)"等も素敵です(=´∇`=)
ちなみに上で紹介したアルバムはデジタル盤でボーナス・トラックが2曲追加されてます。
CDもリリースされてますが、こちらには9、11が収録されていません。
'91年には再び日本でアルバム「Sierras (シエラ)」をリリース。
こちらには立花ハジメや大貫妙子等も参加していてコレもまた良いです('-')
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