現時点では分かってる事をまとめておきます😄
ジャネール・モネイについて
カンザス出身の彼女は、アウトキャスト(Outkast)のビッグ・ボーイ(Big Boi)が率いる"Purple Ribbon Records"のコンピ盤「Got Purp? vol.2」('05)でデビュー。'06年にはアウトキャストの「Idlewild」に2曲客演したりと経験を積み、翌年EP「Metropolis: Suite I (The Chase)」でデビューしました。
その後、プロジェクト・メンバーのチャック・ライトニング(Chuck Lightning)とネイト”ロケット”ワンダー(Nate "Rocket" Wonder)の3人で自主レーベル"Wondaland Arts Society"を設立。
'10年にフル・アルバム「The ArchAndroid」をリリースします。
ジャネールはフリッツ・ラングの古典『メトロポリス(Metropolis)』に多大な影響を受けていて、"シンディ"という架空のアンドロイドを作品で作り上げます。
シンディは2719年生まれ、ある事件に巻き込まれ21世紀に連れてこられた・・・というキャラ設定になってます。
アルバムも”Suite”という章立てになっていて、「Metropolis: Suite I (The Chase)」が1(途中でエディションが増えたので1.5にアップグレード)、「The ArchAndroid」が2・3章、そして'13年リリースの「The Electric Lady」が4・5章となっています。
自身のアルバム以外でも'15年に念願のWondaland Recordsという新レーベル設立。
同レーベルから発信するアーティストとして、前述のチャックとネイトによるディープ・コットン(Deep Cotton)、ラッパーのジデーナ(Jidenna)、プロデューサーでもあるローマン・ジャンアーサー(Roman GianArthur)、そして1月に紹介したセイント・ビューティの4組をお披露目しました('∇')
またアーティスト活動以外に'16年公開の映画『ムーンライト』で役者デビュー。
またタラジ・P・ヘンソン達とNASAで活躍する女性を描いた映画『ドリーム』等で一躍脚光を浴びました。
今年は『フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ』という短編ドラマの第2話"自動車工場"に出演する等、役者としての活躍も期待出来そうです!
アルバムについて
これまでアルバムの下には章毎に●が塗りつぶされ「The Electric Lady」では●●●●●○○となっていたのですが、現時点のアートワークに●が無いけれど、下のアルバムの予告編を見る限りシンディのその後が描かれそうですね!今回のアルバムのタイトルも「Dirty Mind」っぽいし、アートワークも"Kiss"や”Sexy MF”やマイテ辺りを連想させる飾りだし、そこはかとなくプリンス臭が漂います。
そしてアルバムに先駆けて"Django Jane"と"Make Me Feel"が公開されました。
デビューからジャネールと行動を共にしてるチャック・ライトニング達と作った"Django Jane"は近年注目を浴びているブラック・カルチャーと女性に関する曲で、ケンドリック・ラマーの対をなす感じ感じの1曲ですね!
そして注目はセリーナ・ゴメスやジェイソン・デルーロ、イマジン・ゴラゴンズ等幅広いアーティストを手掛けるマットマン&ロビン(Mattman & Robin)がプロデュースした"Make Me Feel"!
MVには”Dirty Mind"、"KISS"、”When Doves Cry”、"Gett Off"・・・随所にプリンス・ワールドが散りばめられてる1曲で、サウンドもプリンスっぽいと話題。
それもそのハズ、プリンスの御殿"ペイズリー・パーク"でDJを務めるレンカ・パリスさんの話によれば、2年半前に行われたイベントでプリンスが”チョット音楽止めて、聴かせたい曲がある”といってカッコイイ・シンセ・パートを披露。
その時聴いたシンセ・パートがこの"Make Me Feel"に使われてるそうです!
つまり、プリンスがジャネールに楽曲提供したって事ですね(T_T)
そう思って聴くと更に泣けてきました...
(現在は削除されてます)
プリンスとジャネールの友情は有名で、前作「The Electric Lady」では"Givn Em What The Love"ではヴォーカル、ギター、ベースで参加。
当時プリンスが不定期配信していた”3rdeyeTV”では”Q.U.E.E.N”のリミックスを披露していました。
他にも’11年にコペンハーゲンで行われたプリンス主催のイベント"NPG Art and Music Festival"他で客演したりと、とても良好な関係を気付いていました。
他の曲はまだ不明ですが、他にもプリンスから影響を受けた楽曲が収録される可能性あるそうです。
Janelle Monáe discusses Prince’s profound influence on her in new interview | The FADER
Janelle Monáe Dirty Computer Songs From Prince Archive
曲名もまだ2曲のみだし、蓋を開けてみるまではどうなるか判らないけど待ち遠しいです!
プリンスうんぬんは横に置いたとしても、ここにきてやっと時代が彼女に追いついた感がしていて、本作は前作以上の評価を得そうな気がします!
追記
『BBC Radio 1』でのインタビュー音源、9:20辺りからプリンスの事を話しています。プリンスがジャネールの為に音作りのアドバイスをした事や居なくなってしまった事への悲しみを話しています。
新作"PYNK"を公開
先日、新作"PYNK"を公開、フューチャリングにはカナダで活躍するグライムス(Grimes)が参加。MVには『ソー・ラグナロク(邦題:マイティ・ソー・バトルロイヤル)』に出演したテッサ・トンプソンが参加しています!
タイトルに合わせたセクシャリティで怪しげなピンキーな世界観(衣装はアレを連想させます)で、テッサとの絡みもナカナカ過激です('∇')
オマケ
来月、日本でも公開となるマーベル映画『ブラック・パンサー』のワールド・プレミアの写真。本国の劇場では彼女のアルバム・トレーラーが流れる所もあるらしいです('∇')
Make Me Feel最高です! MVがまた抜群に格好良い!! 新譜楽しみです。
返信削除スーパーボウルのジャスティン観た時も思ったけど、プリンス生きてますね。
実体を見ることは出来なくなってもプリンスの魂はこうして生きてますよね!
削除