Love Remains / Tal Wilkenfeld ('19)

今日は久し振りにリーダー作を発表したタル・ウィルケンフェルドの新作を聴いています😄


曲リスト

1.Corner Painter
2.Counterfeit
3.Hard To Be Alone
4.Haunted Love
5.Love Remains
6.Fistful of Glass
7.Under the Sun
8.One Thing After Another
9.Killing Me
10.Pieces of Me

タル・ウィルケンフェルドについて

オーストラリアのシドニー生まれで現在32歳、14歳でギターを習得し17歳でベースに転向、卓越したテクニックとキュートなルックスの”ギャップ萌え”的な感じでオールマン・ブラザーズ・バンドのレコーディングに参加、翌’07年(当時20歳)にはやチック・コリアのバンド・メンバーとして参加、同年Transformationでソロ・デビューを果たすと更に注目を浴びる事になりました。



ヴィニー・カリウタのツアー参加の流れで'07年にジェフ・ベックのバンド・メンバーとして参加した事は大きな転機ではないかと思います。


プリンスも若き才能に魅了された一人で、彼女のレコーディングしている所に訪問、’10年に彼女をベーシストに迎え“Hot Summer”を制作し52歳の誕生日にラジオで発表しました。
他にもハービー・ハンコックTOTOライアン・アダムスと多くのアーティストを魅了しています。

アルバムについて

多くのアーティストに呼ばれる為2ndアルバムに着手する機会を逃していましたが、’16年3月にクラウドファンディングでアルバム制作資金を募ります。
待望のアルバムだけに資金も順調に集まり見事目標達成しましたが、他のアーティストのツアーやレコーディングに参加していた為、完成に3年かかった様です。

共同プロデューサーにOASIS等を手掛けたポール・ステイシー(Paul Stacey)を迎えLAで制作。
参加アーティストはブレイク・ミルズ(Blake Mills) [g]、ベンモント・テンチ(Benmont Tench) [key]、ザック・レイ(Zac Rae) [key]、ジェレミー・ステーシー(Jeremy Stacey) [d]と一流ミュージシャンが参加しています。

前作は全編ベースによるインスト・アルバムでしたが、クラウドファンディングと同じタイミング発表されたシングルでアルバムの冒頭を飾る"Corner Painter"はギター・メインでヴォーカルを披露、この変化はビックリでしたが数多くのアーティストとの共演+大人になった”新生タル・ウィルケンフェルド”の門出に相応しい1曲です。


’18年末にリリースした2ndシングル"Under the Sun"はベースに持ち替え、叙情的な歌詞とサウンドが魅力的な1曲。


アルバム・リリース直前にシングル・カットされた"Killing Me"はざわざわする変速的なリズムと重厚なサウンドに情熱的な歌詞が加わるアルバムの中核をなす1曲。


この他にも可愛い顔から想像つかない低音の効いた圧巻のヴォーカルが魅力的なロック・ナンバーの”Hard To Be Alone””Fistful of Glass”もオススメです。



Transformationの路線と思って聴くと”え??”ってなりますが、聴いてくうちにどんどんハマっていきました😄
この吸収し昇華していく能力にベテラン・アーティストは魅力を感じるんだろうなぁ。


最も偉大な女性ベーシスト TOP15に選出

Ultimate-Guitar.Comで開催された”Friday Top: 15 Greatest Female Bassists of All Time”でタルはベテランを抑え2位に選ばれてます。
今後の活躍も注目していきたいです😄



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