Diamonds & Dynamite / Donna Grantis ('19)

プリンス・サイトでブログが書けるようになったんで、関連アーティストをあっちで書くとこっちで書く機会が減ってしまいました(´Д`;)
でも、よく考えればより多くの人にアルバムを知ってもらうには両方に書けば良いという事に今更気づきました😅

という訳で今日は3RDEYEGIRLのドナ・グランティス待望のソロ・デビュー・アルバムをご紹介しておきます😄



ダウンロード版が先行リリース。
フィジカルはタワレコとHMVでは4月5日、amazonだと4月19日と記載されてます。

曲リスト

  1. Mr Majestic
  2. Diamonds & Dynamite
  3. Violetta
  4. Trashformer
  5. Lioness
  6. Elektromagnetic
  7. Master Manifester
  8. Elsa

ドナ・グランティスについて

トロント育ちのドナ・グランティス(発音的にはダナ・グランティス)は、マギル大学でジャズを学び’07年頃から地元でセッション・ミュージシャンとして活動。’10年にDonna Grantis Electric Bandを結成し2年後の'12年にアルバムSuitesをリリースしました。

彼女がアルバムをリリースした頃、プリンスは新しいバンドを結成する為に当時バンド・メンバーだったイダ・ニールセンとハンナ・フォード(現在はウェルトン)にギタリストを探すように依頼します。
ドナを見つけた二人はハンナからドナに”Hey, would you like to jam with Prince and the band at Paisley Park? (ペイズリー・パークでプリンス&バンドとジャムってみない?)”とメールで勧誘されたそうです
断る理由があるハズもなく、’12年11月に行われたオーディションで見事合格を果たしたシンデレラ・ガールです。

プリンスは彼女達3人に”3RDEYEGIRL (サードアイガール)”というバンド名を与え活動開始、'14年には待望のPLECTRUMELECTRUMをリリースしました。

順風満帆かと思っていたのですが、’16年にプリンスが永遠の存在になってしまいました...
ハンナはジョシュアと結婚&出産で忙しくなり、イダもソロ活動に移行したのでドナも地元に帰るかと思っていたのですが、ペイズリー・パークのスタッフでプリンスを支えていたトレバー・ガイ(Trevor Guy)と愛を育みミネアポリスに拠点を移す事になりました。

’17年になると徐々に活動を再開、そして遂にソロ・デビュー・アルバムをリリースしました。

アルバムについて

前述のSuitesから約7年振りソロとしてデビュー作となった本作は、作詞作曲、プロデュースはドナ自身が担当。
バンド・メンバーは・・・
  • ドナ・グランティス (Donna Grantis) - Guitar
  • コーディ・マッキニー (Cody McKinney) - Bass
  • JTビーツ (JT Bates) - Drums
  • ブライアン・ニコルズ (Bryan Nichols) - Keyboards
  • スファラ (Suphala) - Tabla
ジェームス・バックリー・トリオ(James Buckley Trio)で活躍したブライアンJT(左上)、バークリー音楽大学出身でタワー・オブ・パワーやアンドリュー・バード達と共演経験を持つコーディ(右上)、そしてミネアポリスで活躍するタブラ奏者のスファラ(左下)と、それぞれソロやバンドで活躍した腕の立つプレーヤーが参加。

加えてパール・ジャムマイク・マクレディ(Mike McCready)がゲストで参加しています。

billboardからのインタビュー記事によれば・・・

According to Grantis, that would specifically be Miles Davis’ fusion work on albums such as Bitches Brew, Jack Johnson and On The Corner.

本作はマイルス・デイヴィスにとっての「Bitches Brew」、「Jack Johnson」、「On The Corner」のようなフュージョン・ワークになると語っています。

マイク・マクレディし、昨年11月に先行リリースされたシングルTrashformer"Violetta"は、後にプリンスによりPLECTRUMELECTRUMとして生まれ変わったElektraに通じるロック色の強い正当進化系の曲です。




「On The Corner」のシタールに対し、スファラによるタブラの音色が無国籍感漂う"Mr Majestic""Lioness"、ジャズ・ファンク・テイストのタイトル・トラック”Diamonds & Dynamite”等はプリンスのXpectationN・E・W・Sに通じるものがあります。

この他、ブライアンのキーボードとJTビーツのドラムの掛け合いが心地よい”Elektromagnetic”、プリンスを想起させるドナのギターとメンバーのやり取りが生々しい"Master Manifester"、そしてラストはノイジーなギター・サウンドが特徴的な"Elsa"と随所にプリンスから受け継いだエッセンスを見事に昇華した作品になっていると思います。

こうもプリンスの香りのするアルバムを出すなんて・・・鳥肌立ちつつ泣けてきます。

インスト・アルバムなので好みがあると思いますが、プリンス・ファンもそうでない方にも聴いていもらいたい1枚です。

↓で全曲視聴出来ます。


Live at The Bitter End – 1/5/19

1月に行われたライブの模様を掲載しておきます。





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2 件のコメント :

  1. Spotify解禁で早速聴きその世界観に触れ堪能しました、
    是非とも色んな人に彼女の才能に触れて貰いたいですね

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    1. プリンス・ファンだけが聴くには余りに勿体無いですね。
      ほんと色んな人に聞いて欲しいです!

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