Evolution Of Gospel / Sounds Of Blackness ('91)

アン・ネズビーを紹介したので、彼女が在籍していたサウンズ・オブ・ブラックネス(以下SOB)も紹介しておきます。

SOBは、ジミー・ジャム&テリー・ルイスが自分達のレーベル"Perspective"の第1弾アルバムとしてメジャーデビューさせたグループで、これは'91年の1stアルバムです。


曲名リスト

1. Chains
2. Optimistic
3. Ah Been Workin'
4. The Pressure Pt.1
5. Testify
6. Gonna Be Free One Day
7. Stand
8. The Pressure Pt.2
9. Your Wish Is My Command
10. Hallelujah Lord!
11. We Give You Thanks
12. He Holds The Future
13. What Shall I Call Him?
14. Better Watch Your Behavior
15. Please Take My Hand
16. I'll Fly Away
17. Harambee


サウンズ・オブ・ブラックネスについて

デビューこそ91年ですが、本来'69年にミネソタで結成された30人近いメンバーで構成された実力派ゴスペルグループです。
といっても、単なる"ゴスペルを歌うグループ"ではなく、"ゴスペルをベースとしたグループ"なので、あまり”ゴスペル”というワードを気にする事はないと思います。

グループの主宰はゲイリー・ハインズですが、サウンドとしての主役は前述のアン・ベネット・ネズビーです。
残念ながら、'96年にアンは脱退しますが、それ以降も定期的にアルバムをリリースしています。

アルバムについて

グループ名通り"黒人音楽"の源流ゴスペルを、ジャム&ルイスの典型的なサウンドのミネアポリス・サウンドにアレンジされています。
途中にインタールードを挟みながら、全体的にまとまりのある一種のショーの様な構成になってます。
1曲目の"Chains"これは鎖、つまり奴隷時代の黒人の感情を歌った歌からスタート。そして"The Pressure Pt.1"迄一気にその圧倒的な歌声で魅了していきます。


先程も書きましたが、所謂一般的なゴスペル・アルバムではないです。
例えば、"The Pressure Pt.1"ではファンク・ロックっぽい曲ですし、"Optimistic"はグランド・ビートっぽい曲になっています。





とにかく声の力が圧巻で、このアルバムを聴くと今だに鳥肌が立ち血が逆流するような感じがします。

余談ですが、このグループ結構ゲスト参加が多いです。
・プリンスの「Batman」
・クインシー・ジョーンズの「Back On The Block」
・アレクサンダー・オニールの「My Gift To you」
・久保田利伸の「The Baddest」等多数....

Perspectiveからは5枚がリリースされ順風満帆な感じでしたが、残念ながら'96年にアンは脱退。
レーベルも移籍をいくつたしてますが、それ以降も2~3年毎にアルバムをリリースしています。




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