生きていれば70歳、現在もストーンズが活躍している現状を考えると、まだまだいけたのに残念ですね・・・
メンバー(又は元メンバー)が亡くなった後、バンドとして成功や失敗したグループがある中でストーンズは大成功のパターンじゃないでしょうか。
そうなると”もし生きていればここまで長寿バンドになってたのかな?”とか色々と想像しちゃいますね。
彼がリーダーだった時代のストーンズの中で一番好きなのは'68年の「ベガーズ・バンケット」かな。
ザ・ローリング・ストーンズ
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曲名リスト
1. 悪魔を憐れむ歌
2. ノー・エクスペクテーションズ
3. ディア・ドクター
4. パラシュート・ウーマン
5. ジグソー・パズル
6. ストリート・ファイティング・マン
7. 放蕩むすこ
8. ストレイ・キャット・ブルース
9. ファクトリー・ガール
10. 地の塩
ブライアン・ジョーンズが参加した最後の作品です。
同時期に活躍していたビートルズに差がついてきた'67年頃、サイケデリック・サウンドに一気に舵取りをした「Satanic Majesties Request」で状況が悪化。
バンドとしても方向性を見失いそうな時期、ブライアン自身は麻薬に溺れ、彼女だったアニタ・パレンバーグは関係に疲れキースの元に行った事で精神的に破綻し始めます。
そんな最悪の状況の中で作られた本作ですが、その後のストーンズの活躍に一役買ったプロデューサーのジミー・ミラーとの出会いが作品を良い方向に戻してくれています。
ストーンズ本来の持ち味であるブルース思考の作品で、「Satanic Majesties Request」での教訓も生かされています。
本作の代表曲でサンバ・テイストのサウンドと間奏のギターが魅力的な"Sympathy for the Devil (邦題:悪魔を憐れむ歌)"を筆頭に、カントリー調の"No Expectations"、ブライアンのスライド・ギターがとにかくカッコイイ"Jigsaw Puzzle"、本作のもう1つの代表曲"Street Fighting Man"等、これまでの作品で一番”固まった感”の強い作品になっていると思います。
このアルバムのリリースから約半年後にブライアンは脱退、その脱退から僅か1ヶ月後に自宅のプールの底で遺体が発見されるという悲しい最後を迎えます。
アルコールとドラッグの影響で溺死した事にはなっていますが、事故死なのか自殺なのか他殺なのか確定しないままです。
ストーンズの人気に加え、こういう不自然での亡くなり方をした事で、ブライアン死後も色々取り沙汰され、本アルバム制作中を捉えたドキュメンタリー映画『ワン・プラス・ワン』('68)や『ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男』('05)等、映像作品もあります。
ミック・ジャガー
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