Spellbound / Paula Abdul ('91)

今日はポーラ・アブドゥルの50歳の誕生日(1962年6月19日)です。

NBAのチア・リーダーからコリオグラファー(振付師)に転身。
ジャネット・ジャクソンのモンスター・アルバム「CONTROL」に振付師として参加し、"Nasty"にはジャネットの友人役でちょっとだけ映ります。

この「CONTROL」の成功は”ジャネットの振付師”という肩書を身に付けたポーラにも恩恵を与え、一躍脚光を浴びます。
エキゾチックな容姿とダンス・テクニックを兼ね備えているポーラをレコード会社が放っておくハズもなく順当に歌手に転向。

デビュー・アルバムの「Forever Your Girl (邦題:あいつにノックアウト)」('88)はLA&ベビーフェイス、オリバー・リバー、ジェシー・ジョンソン等をプロデューサーに起用し、ビルボードNo.1を獲得。本アルバムからはデビッド・フィンチャーがPVの監督した"Straight Up"他4曲がシングル・カットされ3曲はNo.1を獲得するという順調な滑り出しをしました。



その3年後にリリースされたのが2ndアルバムの「スペルバウンド」です。


曲名リスト
1. The Promise Of A New Day
2. Rock House
3. Rush Rush
4. Spillbound
5. Vibeology
6. U
7. My Foolish Heart
8. Blowing Kisses In The Wind
9. To You
10. Alright Tonight
11. Will You Marry Me

全編ダンス・ナンバーだった前作に対し、今回はよりアーティステックな部分を引き出そうと殆どの楽曲をファミリー・スタンドのピーター・ロードとジェフ・スミスにプロデュースを任せ、作品としての統一感を計っています。

伸びのある爽快なダンス・チューンの"The Promise of a New Day"や"Vibeology"といった前作の延長線上にあるアップ・テンポの作品の一方で、1stシングルで初のバラード・ナンバーでPVには若きキアヌ・リーヴスが出ている"Rush Rush"、しっとりと歌う"Blowing Kisses in the Wind"やスティーヴィー・ワンダーがハーモニカで参加した"Will You Marry Me?"等これまでにない一面を見せています。







この他、"Alright Tonight"ではドン・ウォズがプロデュース、そして"U"ではプリンスがプロデュースし作品にアクセントを付けています。



単発では楽曲をリリースしているものの、最近ではアメリカン・アイドルやXファクターでの審査員や米ドラマ『私はラブ・リーガル』で判事役等活動を広げています。



未だキレのあるダンスを披露出来るだけに是非フル・アルバムをリリースしてもらいたいですね(*'-')







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