Bossa Hula Nova / Lisa Ono (’01)

今日は小野リサの50歳の誕生日(1962年7月29日)です。
日本人アーティストのアルバムは殆ど紹介した事ないのですが、小野リサは日本を代表するボサノヴァ・シンガーなので洋楽のつもりで紹介します(*'-')

小野リサは、'89年のデビュー作「カトピリ」がヒットして以降、毎年コンスタントにアルバムをリリース。
化粧品やワイン等、数多くのCMソングに使用された事で日本でのボサ・ノヴァ・ブームに貢献したアーティストです。







今回紹介するのは通算13枚目の「ボッサ・フラ・ノヴァ」です。

LISA’S ONO BOSSA HULA NOVALISA’S ONO BOSSA HULA NOVA
Charles E.King 小野リサ

曲名リスト
1. ホノルルの青い空
2. ナニ・ワイアレアレ
3. ブルーハワイ
4. マノア
5. マウナ ロア
6. ハワイアン ヴァンプ
7. こうなの
8. 珊瑚礁の彼方に
9. ポリアフ
10. カイマナ ヒラ
11. イエマンジャの花
12. スウェイ イット フラ ガール
13. アロハ・オエ

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前作「Pretty World」('00)では60'S~80'Sのポップス等をカヴァーしボサノヴァの新しい魅力を表現した作品になっていましたが、今作ではタイトルからも判る通り、ボサノヴァと相性の良いハワイアンとの融合を目指したボサ・ノヴァ・アルバムに仕上がっています。

デューク・エリントンのスウィング・ジャズに軽快なサンバのリズムをミックスする事で爽快な風が伝わってくる"Swing Time In Honolulu"を始め、スロー・テンポのキューヴァン・ビートとバックで聴こえる手拍子がなんとも心地よい"Nani Wai 'Ale' Ale"、プレスリーも歌ったハワイの代表曲を緩やかに歌い上げる"Blue Hawai"、プレスリーやビング・クロスビーら数多くのシンガーが歌った名曲をオリジナルの英語で歌った"Beyond The Reef"、そしてハワイアン・ミュージックの代表的なアーティスト、テレサ・ブライトと共演した"Aloha 'Oe"等、どのカヴァーも彼女らしいゆったりとした雰囲気を堪能する事が出来ます。





また、ゆったりとしたピアノやクラリネットの調べをバックに優雅に歌う"Mauna Loa"、シンプルでのんびりとしたサウンドに囁くようなリサとシルヴィオのヴォーカルがハワイらしい"Eassim"、スティール・パンやスティール・ギターそしてリサはウクレレを片手に穏やかな波の様に歌う"Flor De Yemanja"とオリジナル3曲も心地よいです。



清涼感のあるこのアルバムは蒸し暑い夏にピッタリの1枚です。

もしオリジナルを堪能されたい方は↓のベスト盤がオススメです。

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小野リサ

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今年7月に「Laguna Azul」というベスト盤が出たのですが、そちらは初期の「カトピリ」、「ナナン」、「ミニーナ」を中心にしたセレクト。
こちらは移籍した4つレーベルの垣根を越えたベスト盤なので有名な曲をほぼ網羅しています。



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