Unforgettable: With Love / Natalie Cole ('91)

久し振りにナタリー・コールが聴きたくなって引っ張り出してきました('-')


曲リスト

01.The Very Thought Of You
02.Paper Moon
03.Route 66
04.Mona Lisa
05.L-O-V-E
06.this Can't Be Love
07.Smile
08.Lush Life
09.That Sunday That Summer
10.Orange Colored Sky
11.Medley Of: For Sentimental Reasons ~Tenderly ~ Autumn Leaves
12.Straighten Up And Fly Right
13.Avalon
14.Don't Get Around Much Anymore
15.Too Young
16.nature Boy
17.Darling Je Vous Aime Beaucoup
18.Almost Like Being In Love
19.Thou Swell
20.Non Dimenticar
21.Our Love Is Here To Stay
22.Unforgettable

ナタリー・コールについて

”ナット・キング・コールの娘”という大看板を背負い'75年「Inseparable」でデビュー。
偉大だった父のプレッシャーもあってか徐々にセールスが伸び悩ぶものの、キャロル・ベイヤー・セイガーやマーカス・ミラー等がプロデュースで参加した'87年のEverlasting、マイケル・マッサーやナラダ・マイケル・ウォルデンが参加した'89年のGood to Be Backで復活。

当時の日本でも流行った”ブラコン (ブラック・コンテンポラリー)”ブームに乗っかりタバコのCMで流れた"Miss You Like Crazy"が大ヒットしましたね(*'-')


ホップ、ステップと勢いのついた所でリリースされたのが「アンフォゲタブル」です。

アルバムについて

ナット・キング・コールが歌った名曲をカヴァーするという彼女の背中についていた父親の影を逆に利用した本作は、グラミー賞で7部門を受賞するという快挙を成し、ジャズ・シンガーとして見事にジャンプしたアルバムでした。

プロデューサーにはデヴィッド・フォスター、トミー・リピューマ、アンドレ・フィッシャーと豪華な布陣で、演奏にはハロルド・ジョーンズやジョー・サンプルとこちらも豪華なプレーヤーで製作されています。

原題だと判り辛いですが、例えば"Smile"はチャップリンの'36年の映画「モダン・タイムス」のテーマ曲、"Autumn Leaves"は「枯葉」といったように、誰でも必ず1度は聴いたことのある歌が収録されています。



このアルバムでのナタリーはこれ迄のどのアルバムよりも生き生きしていて、まるで”水を得た魚”状態で、"The Very Thought Of You""Smile"ではしっとりとしたジャズっぽいアレンジで歌い、"Route 66""L-O-V-E"ではスゥイング・ジャズっぽいアレンジで軽快に歌っています。



圧巻は、アルバムのラストを飾る"Unforgettable"で、ここでは今は亡き父の音源とナタリーとの正に”夢のデュエット”です。この曲を聴くと今でも鳥肌が立ってしまいます。



このアルバムの成功で、ケニー・Gがサッチモと共演したり、最近でもテディ・ペンターグラスとのデュエット等、”仮想デュエット・アルバム”が市民権を得る礎的な作品になったと思います。




続編も良いです!

'08年に続編の「Still Unforgettable」をリリース。


こちらでは"Walkin' My Baby Back Home"をデュエットして好きな1曲ですが、やっぱ1作目のインパクトには負けますがコレも良いです('-')






スポンサーリンク


0 件のコメント :

コメントを投稿