前回に引き続き2023年の年間ベスト・アルバムの第2弾を書いておきます。
Caleb Hawley - Preshow Music
ケイレブ・ホウレー - プレショウ・ミュージック
3年振りとなる新作も、これまで同様憂いのあるウィスパー・ヴォイスとネオ・ソウル、ファンクを更にブラッシュアップしたサウンドが見事に融合した良作。
Corinne Bailey Rae - Black Rainbows
コリーヌ・ベイリー・レイ - ブラック・レインボウズ
シカゴにあるストーニー・アイランド・アーツ・バンクで開催された、黒人の歴史に関するオブジェやアート作品の展覧会から「奴隷制度、精神性、美、生存、希望、自由」について強いインスピレーションを受け制作されたもので、ロック、パンク、R&B、ソウルなど多様なジャンルを大胆に取り入れた意欲作です。
Cory Wong - The Lucky One
コリー・ウォン - ザ・ラッキー・ワン
Simply Red - Time
シンプリー・レッド - タイム
Janelle Monáe - The Age of Pleasure
ジャネール・モネイ - ザ・エイジ・オブ・プレジャー
『ムーンライト』や『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』で女優としても脚光を浴びているジャネール・モネイの4作目のスタジオ・アルバム。
「The Age of Pleasure(快楽の時代)」というタイトルに表れているとおり、2022年にノンバイナリー(女性にも男性にも分類されないジェンダー)であると表明したジャネールの新作は、パンセクシャルとパン・アフリカンに焦点をあてたアンセムと言える作品。
フェラ・クティの息子、シェウン・クティとエジプト80によるホーン・セクションが印象的なアフロ・ビートの「Float」からレゲエの「Champagne Shit」、そしてシームレスに続く「Black Sugar Beach」…と全体で1つの作品に仕上げていて、近年では短い約32分という収録時間もコンセプト・アルバムとして絶妙な長さだと思います。
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