前作『We Are』が第64回グラミー賞で最優秀アルバム賞を含む5部門を受賞しプレッシャーがかかる中でリリースされた新作は、〈World Music Radio〉という世界中の音楽をかける架空のラジオ局のことで、ホストを務めるのはジョンが生み出したオルター・エゴ〈ビリー・ボブ〉という男性。ビリーが進行しながらゲストを紹介し曲をかけていく…というコンセプト・アルバムです。
アトランタのラッパーJ.I.D.と韓国のNewJeansが参加したコカ・コーラの体験型音楽プラットフォーム〈Coke STUDIO〉プログラムのリード・アンセム「Be Who You Are」を筆頭に南アフリカのネイティブ・ソウル、コロンビアのカミーロなどマルチリンガルが混在した楽曲が揃っています。(個人的にはケニー・Gが参加した「Clair de Lune」からジャジーな「Butterfly」の流れがお気に入り)
この他、シンセ・ファンクの「Mind Your Business」、カマシ・ワシントンやラリー・ゴールディングスなどが参加したジャジーな「Final Thought」、ロバート・グラスパーが参加した独特なリズムが癖になるミディアム・スローの「Frowning Smiles」、コリー・ヘンリー参加による極上なソウル・ナンバーの「Sweeter」など名曲揃い。
Dylan Chambers - It's Time For DYLAN CHAMBERS! ディラン・チェンバース - イッツ・タイム・フォー・ディラン・チェンバース!
“現代最高峰のカッティング・マスター”コーリー・ウォンを迎えたツイン・ギター曲「You Gotta Respect Yourself! (feat. Cory Wong)」をはじめ、ディスコ・クラッシック風の「Let’s Keep On Dancing」、Gラヴ&スペシャル・ソースを迎えたブルージーな「Mystical And Paranoid」などバラエティに富んだ作品を収録。更にCDにはランチマネー・ルイスとサックス奏者のデイヴ・コーズを迎えた軽快な「High (When I’m Low)」とソウルフルな「I Can Never Get Enough」がボーナス・トラックとして収録しています。
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