カンザスのバーで歌ってたオリータをティアーズ・フォー・フィアーズのローランドとカートに見初められレコーディングに参加。
そして生まれたのがTFFの名盤「シーズ・オブ・ラヴ」('89)に収録された"Woman In Chains"です。
その後、ローランドの全面プロデュースの元、'90年に初のソロ・アルバム「Circle Of One」をリリース。
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ローランドらしいサウンドと伸びのあるオリータのヴォーカルが絶妙にブレンドされた本作からはブレンダ・ラッセルのカヴァー"Get Here"がヒット。
同曲はグラミーにノミネートされるという正にシンデレラ・ストーリーの様な躍進ぶりです。
その後も順調にアルバムをリリースするも、'97年にリリースしたゴスペル・アルバム「Come Walk With Me」以降、音楽業界から距離を置いていた彼女が約4年振りに復活したのが'01年にリリースされた「オール・ザ・ラヴ」です。
All the Love Oleta Adams 曲名リスト 1. Sweet Side Of Life 2. All The Love 3. I Can't Live A Day Without You 4. I Hope You Dance 5. Love Was Spoken Here 6. In The Beginning 7. Bump In The Road 8. When You Walked Into My Life 9. The Power Of Sacrifice 10. Learning To Love You More 11. Look What Love Has Done 12. Just Before I Go To Sleep Amazonで詳しく見る by G-Tools |
プロデューサーにはオリータとD・サンボーンのパートナーでプリンスとも仕事をしているリッキー・ピーターソン(STポールことポール・ピーターソンもプログラミングで参加)、そしてナタリー・コールとの仕事でも知られるピーター・ウルフを迎えた本作は、ブランクを感じさせない力強くも甘美な歌声を聴かせてくれます。
オリータのアカペラから始まりピーターの手による80'SライクなコンテンポラリーR&Bのサウンドをバックに力強い歌声でシングル・マザーの心情を歌う"Sweet Side Of Life"で幕を開け、'95年に結婚した彼女のペンによる愛に溢れたタイトル・トラック"All Tha Love"、どこまでも伸びのある抑揚の効いた声が印象的な"I Can't Live A Day Without You"等、前半から彼女の特徴を生かしたナンバーが揃ってます。
この他にも、リッキーの奏でる美しいキーボードのメロディがオリーターの美しい声に合ったラヴ・バラードの"Love Was Spoken Here"、中音域でしっとりとした前半から徐々に高音域へと移るヴォーカルが魅力的な"Learning To Love You More"、そしてラストには前作でゴスペルを歌った彼女らしい神への感謝の歌をピアノの弾き語りで歌う"Just Before I Go To Sleep"でしっとりと幕を閉じます。
ヒーリング・ミュージックとは違いますが彼女の歌声は聴くものを癒してくれる効果があります。ソウルフルな女性ヴォーカルに興味ある方にはオススメの1枚です。
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