セッション・ギタリストとして活躍していたレイは'77年にレイディオを結成。
"You Can't Change That"や"A Woman Needs Love"等、ヒット曲を出すも'81年に解散しソロに転向します。
ソロでも順調に活躍していましたが、彼の運命を変えたのは'84年の映画『ゴースト・バスターズ』のテーマ曲ですよね。
「ゴーストバスターズ」オリジナル・サウンドトラック(紙ジャケット仕様) サントラ ザ・トランプス レイ・パーカーJr. ザ・バスボーイズ アレッシー トンプソン・ツインズ エア・サプライ ローラ・ブラニガン ミック・スマイリー エルマー・バーンスタイン BMG JAPAN Inc. 2009-08-05 売り上げランキング : 254998 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
80年代の映画からアーティストから楽曲提供を受けるサウンド・トラックが始まります。
本作でもトンプソン・ツインズやローラ・ブラニガン、エアサプライ等といった人気アーティストの楽曲を収録していますが、レイ・パーカー,Jr.の歌ったテーマ曲は80年代を代表する1曲になったと言えます。
この追い風に乗るべくリリースしたのが「チャートバスターズ」です。
チャートバスターズ(紙ジャケット仕様) レイ・パーカーJr. 曲名リスト 1. 恋するジェイミー 2. ゴーストバスターズ (ロング・ヴァージョン) 3. ジ・アザー・ウーマン 4. アイヴ・ビーン・ディギン・ユー 5. クリスマス・タイム・イズ・ヒア 6. ウーマン・ニーズ・ラヴ 7. アイ・スティル・キャント・ゲット・オーヴァー・ラヴィング・ユー 8. ウーマン・アウト・オブ・コントロール 9. インヴェイジョン Amazonで詳しく見る by G-Tools |
『ゴースト・バスターズ』のテーマ曲を収録し、ジャケットも映画からパクってます(*'-')
アルバムからは"Jamie (恋するジェイミー)"もヒットし順風満帆の様に見えましたが、"Ghost Busters"の”盗作疑惑”で状況が一変します。
盗作と言われた曲は、当時大ヒット中だったヒューイ・ルイス&ザ・ニュースが前年の'83年にリリースした代表作「スポーツ」に収録された"I Want A New Drug"です。
上の"Ghost Busters"と聴く比べると判る通りベース・ラインはまんまです(´・ω・`)
それもそのハズ、映画プロデューサーがヒューイ・ルイス達に楽曲提供を呼びかけたものの多忙で断られた為、レイに”ヒューイ・ルイスみたいな楽曲をお願い”と言われたらしいです。
レイの他の楽曲を聴けば判りますが、"Ghost Busters"は彼の作品の中でも質が違うので頷けますね。
この盗作疑惑は裁判沙汰になり、レイはヒューイ・ルイスに”口外しない事”を条件に和解金を支払って収束になりました。
このヒューイ・ルイスの騒動が大きかったので陰に隠れちゃいましたが、Mのヒット曲"Pop Muzik"にもソックリだった為、こちらからも訴えられたらしいです。
"Pop Muzik"は'79年なので"I Want A New Drug"よりも4年前にリリースされた作品です。
となると・・・・(´・ω・`)
この騒動をきっかけにレイの人気は急降下、その後数枚アルバムをリリースするも「ゴースト・バスターズ」を抜く事が出来ない状態です。
レイの災難は続きます。
裁判の事を忘れた'01年、ヒューイ・ルイスが”口外しない事”と言ってた条件をポロっと喋っちゃいます!
起こったレイはヒューイ・ルイスを告訴するという騒ぎが起こります。
アイム・フリー レイ・パーカーJr. 日本コロムビア 2009-06-24 売り上げランキング : 708104 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
告訴の結果が報じられないので判りませんが'06年にリリースした「アイム・フリー」というタイトルからして一件落着したのかな?
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