Instant Vintage / Raphael Saadiq ('02)

今日はラファエル・サディークの46歳の誕生日(1966年5月14日)です。

トニー・トニー・トニー、ルーシー・パールと2つのR&Bユニットの中心人物として成功を収める一方、プロデューサー/ソングライターとしてもディアンジェロ、アンジー・ストーン、アイズレー・ブラザーズ等の多くのアーティストを手掛けるラファエル・サディーク。
本名のラファエル・ウィギンス,Jr.時代にはシーラ・Eの"E Band"に在籍('85~'86)、結果的にプリンスの"Parade Tour”にも同行しています('-')

そんなラファエルのキャリアの中で今日聴いてるのは'02年リリースのソロ・デビュー・アルバムです('-')



曲名リスト
1. Doing What I Can
2. Body Parts
3. Be Here
4. Still Ray
5. OPH
6. You're The One I Like
7. Excuse Me
8. Charlie Ray
9. Different Times
10. Tick Tock
11. People
12. Tek #1
13. Faithful
14. Make My Day
15. Blind Man
16. Tek #2
17. Uptown
18. What's Life Like
19. Skyy, Can You Feel Me

"ゴスペル"+"ファンカデリック"+"サイケデリック"を融合した"ゴスペル・デリック"というコンセプトを基に制作された初のソロ・アルバムは、豪華なゲストを迎えて2つのユニットで出来なかったサウンド・アプローチを披露しています。

ストリングスの美しいフィリー・サウンドとヒップ・ホップを見事に融合したサウンドが見事な"Doing What I Can"(A・ストーンとC・リチャードソンが参加)を筆頭に、美しいストリングスとファルセット・ヴォイスがC・メイフィールドを連想させるような"Body Parts"、盟友ディアンジェロとラファエルのパートが交互に替わる先行シングルの"Be Here"と、70'Sのソウル・ファンク・サウンドを意識しつつも新鮮さを感じさせる楽曲が続きます。



前半では他にも、ラファエルの甘いヴォーカルをメインにした"Still Ray"やジャジーな"You're The One That I Like"、アンジーとカルヴァンが再び参加し泥臭いグルーヴの"Excuse Me"といったナンバーがオススメです。



中盤以降では、TLCのT・ボズを迎えた"Different Times"、オーガナイズド・ノイズのレイモン・マレイらしい繰り返されるコーラスやリズムとラファエルのセンスが融合した"People"、洗練されたファンク・グルーヴが心地よい"Faithful"、"ゴスペル・デリック"というキーワードを象徴する様な"Uptown"では70年代に活躍したニュー・バースのレスリー・ウイルソンの熱唱が印象的な曲です。



客演の話題性もさる事ながら長く愛聴出来るナンバーが揃ったアルバムだと思います。





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