プリンス・ファミリーで、'81年に結成されたザ・タイムの元ギタリストだったジェシー。
メンバーの中でジャム&ルイスと並び独立心の高かった彼は当然の如くプリンスと衝突。
結果的にザ・タイムを去ってソロでの活動をスタートします。
'85年にデビュー・アルバム「Jesse Johnson's Revue」をリリースしたのも束の間、翌'86年にリリースされたのが本作「ショッカデリカ」です。
Jesse Johnson
Polygram Int'l 1999-06-29
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曲名リスト
1.CHANGE YOUR MIND
2.CRAZY (featuring SLY STONE)
3.BABY LET'S KISS
4.A BETTER WAY
5.DO YOURSELF A FAVOR
6.SHE (I Can't Resist)
7.ADDICTTION
8.TONITE
9.BURN YOU UP
10.BLACK IN AMERICA
本作の話題曲は何と言っても先行シングルでリリースされた"Crazy"でしょう。
当時低迷していたスライ・ストーンと音楽シーンに引っ張り上げ共演を果たした同曲はR&Bチャート2位と大成功!スライを尊敬するプリンスに取ってはさぞ悔しかったのではないでしょうか・・・
(ちなみにPVの監督は当時まだ有名ではなかったスパイク・リーが担当しています)
他にもキャッチーなシンセ・ファンクの"Baby Let's Kiss"、逆に重みのあるビートとジェシーの軽めのヴォーカルのバランスが良い"She (I Can't Resist)"、ラストのアコースティック・ナンバーの"Black In America"まで一気に聴き入ってしまいます。
毎回作品のカラーを変え良い意味で期待を裏切り続けるプリンスに対し、ミネアポリス・ファンクを貫き通すジェシーにも共感出来ます。
それだけにもっと評価して欲しいアーティストなのですが、やはりプリンスに似た雰囲気と声質が影響してるんでしょうかねぇ(´・ω・`)
'90年にプリンス主演映画『グラフィティ・ブリッジ』でザ・タイム再結成するも1枚で空中分解。
暫くジェシーの声を聴く事が出来ませんでしたが、'09年にリリースされた2枚組の「Verbal Penetration」は健在っぷりをアピールしましたね!
Jesse Johnson
Elite Artist Service 2009-10-26
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個人的には、同年にプリンスがリリースした「Lotusflow3r」よりもジェシーの方が気に入ってます。
年齢を重ねた分ヴォーカルも更に良くなり、ファルセットなんてカーティス・メイフィールドばりにカッコイイです(*'-')
昨年The Original 7venで再々結成し、往年のファンは狂喜乱舞だったのですがジェシーは脱退。ジェシーは一匹狼が好きなんでしょうね~
これからジェシーの曲を聴こうと思われる方は、単品なら「Shockadelica」、最近のなら「Verbal Penetration」、色々聴いてみたい方は「Ultimate Collection」がオススメです。
Jesse Johnson
Hip-O Records 2000-06-13
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残念ながら4thアルバム「Bare My Naked Soul」からの収録はありませんが、「Jesse Johnson's Ravue」('85)から3曲、「Shockadelica」('86)から3曲、そして「Every Shade Of Love」('88)から3曲の9曲に加え、シングルB面3曲、12inchバージョン1曲、未発表曲1曲の計14曲が収録されています。
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