Oneman / Dez Dickerson (’99)

今日はデズ・デッカーソンの57歳の誕生日(1955年8月7日)です。

アンドレ・シモン(b)、ボビー・Z(dr)、Dr.フィンクとゲイル・チャップマン(key)等と共に、初期のプリンスを支えたギタリストのデズ・デッカーソン。

'83年の「1999ツアー」後にグループを脱退、後釜にウェンディ・メルヴォワンが加入しました。
アンドレや後のザ・タイムのジャム&ルイス等、プリンスの元を去る場合は概ね”喧嘩別れ”になるのですが、デズの場合は映画『Purple Rain』にレヴォリューション VS ザ・タイムに続く3つ目のグループ”モダンエアーズ”のリーダー役で出演する位なので平和的に進んだのではないでしょうか。

脱退後、ビリー・アイドル等のツアー・ミュージシャンを経た後ナッシュビルに引っ越します。
そこでAbsolute Recordsに在籍しリリースしたのが本作です。

by カエレバ

曲名リスト
1. Hello Again
2. Love Somebody
3. For You For Me
4. Fall Into Me
5. Maybe Tonite
6. Peacehopejoy
7. East Coast/West Coast
8. Oneman
9. This Song
10. Like A Merry Go Round
11. Home
12. The Way I Feel
13. Real To Me
14. Bonus Track

セルフ・プロデュース作でギター/ベースはもちろんデズがプレイしています。
ゲストにはPhil Solemや元NPGのメンバーMichael BことMichael Bland等が参加しています。

疾走感のあるリズムに乗せて歌うロック・ナンバーの"Hello Again"、女性ボーカルを入れつつも泥臭いロック・テイストの"Love Somebody"、サビに向けて徐々に高揚していくバラード・ナンバーの"Fall Into Me"等、泥臭いロック・ナンバーを聴く事が出来ます。



カントリー・ソングが育ったナッシュビルに引っ越したのも、そういう音楽への方向に行きたかったからかもしれません。

中盤以降では、曲の終盤でビートルズの様なホーン・セクションを取り入れた"Maybe Tonite"、ハード・ロック指向の"Peacehopejoy"、典型的なロックン・ロール・ナンバーの"East Coast / West Coast"、レニー辺りが演奏しそうなブラック・ロック・ナンバーの"The Way I Fell"等が魅力的です。
前述の通りプリンス印のサウンドを期待して買うと大失敗してしまいますが、ロック・アルバムとしては好きです。

プリンス印のデズとなると冒頭に書いた「Modernaire」ですね。



このCD当時はリリースされませんでしたが、'08年にオンライン販売されました!

www.citinite.com

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興味のある方は是非ご検討を(*'-')



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