曲リスト
1.Drop Shot2.Feel So Bad
3.Snakes
4.I´ve Got News For You
5.Do For Love
6.Thank You For Letting Me Be Myself
7.Full House
8.Sexy M.F.
リッキー・ピーターソンについて
ミネソタ州ミネアポリス生まれ、80年代からデヴィッド・サンボーンの片腕として有名なキーボード・プレーヤーですが他にもジョージ・ベンソンやフィル・アップチャーチ等多くのアーティトと仕事をしています。プリンスとは90年代中期~後期にキーボード・プレイヤーだけでなくプロデュース業でも活躍、チャカ・カーン、エリック・リーズ、ラリー・グラハム、メイヴィス・ステイプルズ等プリンスが関与したファミリー関連にも手腕を奮っています。
またピーターソン家は音楽一家で、母親でピアニストのジーン・アーランド・ピータソンを筆頭に、プリンス関連では弟でザ・ファミリー(fDELUXE)のセント・ポール・ピーターソンと従兄弟のジェイソン・ピーターソン・ディレイアが有名ですが、他にもリンダ、ビリー、パティ、セント・ポールの娘ジーンとそれぞれ活躍しています。
アルバムについて
ピーターソン・ファミリーのセント・ポール・ピーターソンやパティ、J.P.ディレイアの他、デビッド・サンボーンやスティーヴィー・ニックス達のアルバムやライブが忙しくて自分の事まで手が回らなかったリッキーですが、春頃に自身のサイトで・・・Ricky is now working on his 5th solo CD that will be available within the next 6 months. He’s promising the same musicality and funkiness that has been a mainstay in his previous CDs.
と新作を製作中と予告、そしてついに完成しました。
リーダー作としては、’99年の「Souvenir」以来19年振り通算5枚目となる本作は、’16年から指揮者として就任したイエロー・ジャケッツのボブ・ミンツァーの率いるドイツのWDRビッグ・バンド・ケルン(WDR Big Band Köln)と共に制作。
彼らはメイシオ・パーカーの「Soul Classics」他、数多くのアーティストを共演を果たしています。
その他メンバーにはパティ&ポール・ピーターソン兄弟の他、ドイツで活躍するブルーノ・ミューラー(g)、リッキーと同じくサンボーンの他ディアンジェロやミシェル・ンデゲオチェロ等のアルバムに参加しているジーン・レイク(d)等が参加しています。
オープニング・トラックは「Souvenir」に収録された“Drop Shot”をセルフ・カヴァー。
円熟味を増したリッキーのキーボードにボブ・ミンツァーのサックスを筆頭にしたホーン隊そしてバンド・メンバーのファンキーなサウンドが入り混じり、初っ端からテンションが上がります!
残りは全てカヴァーですが、リッキーの渋いヴォーカルとオルガンそしてR&B臭プンプンのサウンドが格好いいザ・ヴァイブレーションのカヴァー“Feel So Bad”、マーカス・ミラー作でサンボーンのアルバムに収録された”Snake”、再びリッキーのヴォーカルとオルガン・サウンドが光るレイ・チャールズの“I’ve Got News For You”、「Smile Blue」でも歌ったボビー・コールドウェルの”Do For Love”、ポール・ピーターソンの唸るベースも格好いいスライ&ザ・ファミリー・ストーンの”Thank You For Letting Me Be Myself”、そしてアルバムに先駆けて公開されたデヴィッド・サンボーン&マーカス・ミラー作の“Full House”と、どの曲も秀逸です。
そして注目はなんと言ってもプリンス・の数ある楽曲の中から「Love Symbol」収録の“Sexy M.F.”をカヴァー!!('∇')
ポールのベース・ソロかスタート、リッキーのキーボード、ジーンのドラム、ブルーノのギターとそれぞれのソロも活かしたアレンジ。
原曲では初代NPG Hornzのホーン・ヘッズが参加してたのでホーン隊もカッチョイイです。
オリジナルではリッキーは参加してない楽曲ですが、これを選ぶなんてお気に入りなんでしょうね!
全8曲とシンプルな構成で良かったんですが、願わくばオリジナル曲(しかも新曲)を入れて欲しかったかな。
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